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電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー
電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー特別編WindowsCE PDA化:1「BRAIN改造:ceOpener」

SHARP製電子辞書BRAIN PW-A9200の徹底レビュー、いよいよ今回は巷で噂の電子辞書改造(Windows CE PDA化)を行ってみたいと思います^^
なんだよ、いまさらこんな記事かよ〜〜と思われるかもしれませんが、一応、自分用のメモ代わりに…
あと、すでにある解説サイトの記事のダウンロード先などがけっこう消えてたりするので、2018年現在の記事としても多少は参考になるかもと思います(笑)

ちなみに、例によって、最新のBRAINシリーズのPW-SB4やPW-SH5など、型番がPW-S*4、PW-S*51などの機種ではWindowsCE PDAへの改造が出来ないようにメーカーよって対策されているので、改造目的でBRAINを購入される方は気をつけてくださいね。
※1:例外的にビジネスモデルのPW-SB5のみはPDA化出来るそうです(PW-SB4は駄目)。
改造出来るのはPW-S*3までのカラー液晶の機種のみです。コンパクト機も改造出来ません。
(購入予定の機種が改造出来るかどうか、事前にネットなどでご自身でお調べくださいね^^;)


また、改造することによって電子辞書が壊れても、当サイトでは一切責任を取れませんので、以下の記事を参考にされるときはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
(まあ、たいていのトラブルは電子辞書底面の「リセット」ボタンを押すだけで解決できると思いますが…)


細かな写真付きで長々と書いてますが、簡単に流れを説明すると…

パソコンでの作業(作業はWindowsパソコンで行ったほうが良いようです)。
@: micro SDカード内に「アプリ」フォルダーを作成。
A: 以下のリンク先から「ceOpener」、「Task Swicher(tswbrain18)」、「font_patch」の三つの.zipをダウンロードしそれぞれ解凍。
ceOpener
Task Swicher
font_patch
B: 「ceOpener.zip」を解凍して出来た「ceOpener_g23-014」フォルダーの中の「ceOpener」フォルダーの中に、「tswbrain18.zip」を解凍してできた「tswbrain18」フォルダー内の「ttfpatch」ファイルをコピー。
おなじく「font_patch..zip」を解凍した中の「MS UI Gothic」を、「ceOpener」フォルダーの中にコピー。※1

※1: Bは簡単に言うと、「ceOpener」フォルダーの中に、「ttfpatch」と「MS UI Gothic」をコピーして入れるだけのことです。

C: 「ceOpener」フォルダーの中に入れた「MS UI Gothic」をダブルクリックして実行し、日本語パッチをあてる。
黒い画面が出ますが、パソコンのスペースキーなどを押せば消えます。

D: Cの「ceOpener」フォルダーを@で作成したmicroSD内の「アプリ」フォルダーの中に入れる。

あとは、microSDをBRAINに入れて、Homeメニューの「追加アプリ/動画」の一覧から「ceOpener」をタッチして起動すれば、BRAINのWindowsCE PDA化の完了です。

これだけのことです^^;
ある程度パソコンに詳しい人なら、以下の写真付きの解説を読むより上記を参考にしたほうが逆に分かり易いかも(笑)


参考サイト
ちなみに、今回の記事は、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
ノートの切れ端
http://short-som.hatenablog.com/entry/20160424/1461425654(外部リンク)
(ただし、一部解説に記述ミスがあるようです^^;)


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電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー特別編WindowsCE PDA化:1「BRAIN改造:ceOpener」
BRAINからWindowsCEにアクセスするにはいくつかの方法がありますが、今回はPDA化したときの見た目が一番インパクトのある仮想デスクトップの「ceOpener」を使った方法を紹介してみたいと思います。
ceOpenerは簡単に言えばBRAINの辞書機能が隠してしまっているWindowsCEのOSに、ユーザーが直接アクセス出来るようにするアプリです。
今回こちらで紹介する「ceOpener」は第二世代、第三世代対応の日本語化もされていて、最初からプラグインも導入されているので非常にお勧めです(≧▽≦)

では、まずはパソコンでの作業から…

ちなみに、WindowsXPをお使いの場合は、以下からexFATを扱えるようにする更新プログラムを適応しておきましょう。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/955704/description-of-the-exfat-file-system-driver-update-package
(exFATにフォーマットしないなら必要ないですが…)



まずはmicroSDをexFAT形式でフォーマットします。
(べつにFAT32形式でもいいのですが、FAT32だと4GBを越える大きなファイルを扱えないので大きなファイルを扱えるexFAT形式でフォーマットしておくことをお勧めします。)



パソコンにmicroSDをセット。
BRAINではSDHCのカードしか使えないので注意してください。
容量は、将来的に音楽ファイルや動画ファイルなども扱うなら最大の32GBか、もしくは16GBあたりを選んでおくと無難でしょう。



パソコンで「スタート」→「エクスプローラ」を開き、左のメニューからPCを選択して「デバイスとドライブ」※2を開き、microSD(リムーバブル ディスク)を表示します。
(※2:windowsXPなどでは「スタート」→「コントロールパネル」→「マイコンピューター」)



「デバイスとドライブ」を開いたら、microSD(リムーバブル ディスク)のアイコンの上で右クリック、「フォーマット」を選択。

このとき、フォーマットするディスクを間違わないようにくれぐれも気をつけてください!
WindowsOSの入ったCドライブなどをフォーマットしてしまうと大変なことになってしまいますので^^;
くれぐれもフォーマットするディスクが容量などからmicroSDであることをしっかりと確認してくださいね。





こんなメニューが出るので、ファイル システムの横のをクリック。



「exFAT」をクリックして選択。



ファイル システムにexFATが選ばれていることをもう一度よく確認してから「開始」をクリック。
(まあ、間違えたらもう一度フォーマットすればいいだけですが…)



警告が出るのでよく読んで、フォーマットするディスクが間違っていないかもう一度よく確認してから「OK」をクリック。



こんな表示が出たらフォーマット完了です。
「OK」をクリック。



これでmicroSDカードのexFATフォーマット完了です。

次へ進みましょう。


ここでの作業の流れ
@: micro SDカード内に「アプリ」フォルダーを作成。


では、解説を続けていきます。
以下の流れで、フォーマットしたmicroSDカード内に「アプリ」と言う名前のフォルダーを作成しましょう。


パソコンでmicroSDカードを開き、右クリック→「新規作成」→「フォルダー」でフォルダーを作成。



「新しいフォルダー」が作成されたら、フォルダーを右クリック→「名前の変更」で名前を全角文字で「アプリ」と入力。



「アプリ」フォルダーを作成。

次へ進みます。


ここでの作業の流れ
A: 以下のリンク先から「ceOpener」、「Task Swicher(tswbrain18)」、「font_patch」の.zipをダウンロードしそれぞれ解凍。


以下のリンク先から三つの.zipフォルダーをそれぞれダウンロードしてください。

ダウンロード(こちらからダウンロード)。
ceOpener
Task Swicher
font_patch


「ceOpener」はリンク先の二つあるうちの上のほうのもの(ceopener_g23-0.14.zip)を。



「Task Swicher」はリンク先の最新版(2018年1月時点では「ver 1.8」が最新)をダウンロードしてください。



「ceOpener(ceopener_g23_0.14)」、「Task Swicher(tswbrain18)」、「font_patch」の三つの.zipフォルダーをそれぞれダウンロード。
(この写真には上に他のファイルも写ってますが無視してください^^;)

次へ進みます。


ここでの作業の流れ
B: 「ceOpener.zip」を解凍して出来た「ceOpener_g23-014」フォルダーの中の「ceOpener」フォルダーの中に、「tswbrain18.zip」を解凍してできた「tswbrain18」フォルダー内の「ttfpatch」ファイルをコピー。
おなじく「font_patch..zip」を解凍した中の「MS UI Gothic」を、「ceOpener」フォルダーの中にコピー。※1


※1: Bは簡単に言うと、「ceOpener」フォルダーの中に、「ttfpatch」と「MS UI Gothic」をコピーして入れるというだけのことです。

C: 「ceOpener」フォルダーの中の「MS UI Gothic」をダブルクリックして実行し、日本語パッチをあてる。
黒い画面が出ますが、パソコンのスペースキーなどを押せば消えます。

D: Cの「ceOpener」フォルダーを@で作成したmicroSD内の「アプリ」フォルダーの中に入れる。



では、ひき続き解説していきます。
以下もパソコンでの作業。


「ceOpener(ceopener_g23_0.14)」、「Task Swicher(tswbrain18)」、「font_patch」の三つの.zipをダウンロードしたら、それぞれの.zipフォルダーを右クリック→「すべて展開」で解凍。



「展開」で、「ceOpener」、「tswbrain18(Task Swicher)」、「font_patch」それぞれの.zipフォルダーをひとつずつ解凍します。



標準の設定のまま「展開」したなら「ceOpener(ceopener_g23_0.14)」、「Task Swicher(tswbrain18)」、「font_patch」の.zipフォルダーをダウンロードしたのと同じ場所に、「ceOpener」、「tswbrain18」、「font_patch」の三つの通常のフォルダーが解凍(展開)されているはずですので、まずは「tswbrain18」フォルダーをダブルクリック。
(例によってこの写真にはいろんなフォルダーやファイルが写ってますが、必要なのは「ceOpener」、「tswbrain18」、「font_patch」の三つの通常のフォルダーだけです^^;)



さらに「tswbrain18」フォルダー内の「tswbrain」フォルダーを開き、その中の「ttfpatch」を右クリックして…



「コピー」をクリック。



今度は先ほど解凍した「ceOpener_g23-014」フォルダーの中の「ceOpener」フォルダーを開き、何もない場所でマウスを右クリックし、開いたメニューから「貼り付け」をクリック。



「ceOpener」フォルダーの中に、「tswbrain」フォルダー内の「ttfpatch」をコピーします。



同じ手順で、「font_patch」フォルダー内の「MS UI Gothic」ファイルも「ceOpener」フォルダーの中にコピー。
つまりは「ceOpener」フォルダーの中に「ttfpatch」と「MS UI Gothic」をコピーして入れるだけのことです。^^;
(↑の写真を参考にしてください)



「ceOpener」フォルダーの中に「ttfpatch」と「MS UI Gothic」をコピーしたら、「MS UI Gothic」をダブルクリックして実行。



こんな黒い画面が表示されますが…



パソコンのスペースキーなどを押せば消えます。
(べつにスペースキーでなくてもどのキーでもいいんですが^^;)



見た目は何の変化もありませんが、これで「ceOpener」フォルダーの中のceOpenerアプリに日本語パッチが適用されてceOpenerが日本語化しています。



あとは、この「ceOpener」※1を右クリック→コピーして、microSDの中に作った「アプリ」フォルダーの中に入れます。
(Readmeのファイルは入れなくてもOK)。

※1:「ceOpener_g23-014」フォルダーの中の「ceOpener」フォルダーのことです。



こんな感じで、microSDの中に作った「アプリ」フォルダーの中に先ほど日本語パッチを当てた「ceOpener」フォルダーを入れます。



あとはこのmicroSDをBRAINに入れてBRAINを起動。


ここでの作業の流れ
microSDをBRAINに入れてBRAINを起動。
Homeメニューの「追加アプリ/動画」の一覧から「ceOpener」をタッチして起動すれば、WindowsCE PDA化の完了。




microSDをBRAINに入れてBRAINを起動。

Homeメニューの「追加アプリ/動画」をタッチします。



そして一覧から「ceOpener」をタッチ。



こんな画面が表示されるので、しばらく待つと…



ceOpenerが起動して、WindowsCE PDA化の完了です^^



キーボード側のミニパネルも「ceOpener」がハックして、ここから入力を切り替えることが出来るようになります。




キーボード側のミニパネルの「あ」をタッチすれば、液晶の画面右下の文字もに変わり日本語を入力可能。





ミニパネルの「5」をタッチしたならになって英数字を入力可能といった感じです。


ceOpenerの使い方
ceOpenerの使い方も簡単に解説しておきますね。


ceOpenerの仮想デスクトップを表示したBRAIN PW-A9200



まず、左下の「スタート」をタッチするとこんなスタートメニューが開きます。



「マイデバイス」をタッチするとBRAINの内蔵ディスクなどが表示されます。
「NAND3」は本体側の保存メモリー。
「Storage Card」がmicroSDです。



「スタート」→「ceOpenerの終了」をタッチするとceOpenerが終了して、もとのBRAIN本来の「追加アプリ/動画」画面に戻ります。





ちなみにceOpener画面の「スタート」の横にあるをタッチすることで、ceOpener画面からBRAIN本来の辞書機能へアクセスして辞書を使うことも出来ます。



ceOpener画面からBRAIN本来の辞書機能へアクセス。
画面下にceOpenerが起動したままなのが分かりますね。

再び画面左下のをタッチすることでceOpener画面に戻れます。



「スタート」→「辞書アプリを閉じる」をタッチすると、BRAIN本来の辞書機能を終了して辞書機能が使用していたメモリーを開放することもできます。




辞書機能が終了して画面下のも消えました。
辞書機能が使用していたメモリーを開放することで、ceOpenerなど動作の重いアプリを少しだけ軽快に動かせるようになります。



ふたたび辞書機能を起動するときは「スタート」→「辞書アプリを開く」から。

ただし、辞書アプリを終了した状態でceOpenerを終了してしまうと、BRAINが「しばらくおまちください」の画面のままでフリーズしてしまうので気をつけてくださいね。
まあ、その場合も本体底面の「リセット」ボタンをスタイラスで押せば簡単に復活しますが^^


ceOpenerの使い方:設定の変更
ceOpenerの使い方をもう少しだけ解説しておきます。
設定の変更について…


「スタート」メニューから「設定」→「ceOpenerの設定」を開き…



設定画面の「壁紙」の横の▼をタッチ。
「Windows XP」をタッチして選び「OK」をタッチすると…



ceOpenerの壁紙をWindowsXP風にすることも出来ます。



同じ方法で「草原」を選ぶと、懐かしの壁紙にすることも(笑)

「(なし)」を選ぶと元のなにもない画面に戻ります。

こんな感じで、他にもいろいろと設定を変更できたりするので、みなさんもご自身でいろいろと設定を変更したりしてぜひceOpenerとWindowsCEを楽しんでみてください。


BRAINがフリーズしてしまったら…
ちなみに、ceOpenerなどでWindowsCE PDA化したBRAINは頻繁にフリーズします^^;
こんなに不安定だと、SHARPがユーザーにWindowsCEに直接アクセスできないように対策するのも当然ですね(笑)
で、もしフリーズしてしまったら…


本体底面の「リセット」ボタンをスタイラスで押せばたいてい問題なく復活してくれます。
それでもダメな時は電池を外すという手もあります(笑)



こんな感じで、知らない人が見たら小型のWindowsパソコンかと見間違うようなBRAINのWindowsCE PDA化ですが、今後もいろんなアプリの導入方法や解説をしていく予定ですので興味のある方はまた参考にしてみてください^^

まあ、一応、他のWindows CE用ソフトも試してみたのですが、AndroidスマートフォンやiPhoneを使い慣れた現在では動作が不安定で遅くてまったく実用的ではないですし、完全にマニアの遊び用と言った感じですね(笑)
BRAINにはネット接続機能もないのでメールもネットも出来ないですし…

正直なところ、僕としては標準のテキストメモ機能と広辞苑辞書だけで充分なようにも思いますし(笑)

とは言え、いろいろと弄っていてひさしぶりに楽しい気分は味わえましたし、今後もこのWindowsCE PDA化したBRAINを愛用していこうかと思ってます。
ではでは、今回はこの辺で。

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