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電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー
電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー:エミュレーター編5「QEMUでOSASK」

SHARP製電子辞書BRAIN PW-A9200の徹底レビュー、エミュレーター編五回目の今回は、WindowsCE PDA化したBRAINでオープンソースのプロフェッサエミュレーター「QEMU」を使ってオープンソースOSの「OSASK」を動かしてみたいと思います。

ただし、記事にはしてみたものの、BRAINの貧弱なCPUでは動作が重すぎてほとんどまともに動きません^^;
ですので、今回の記事は実用性のない読みものとしてあくまで参考程度にしておいてください(笑)



今回は電子辞書のBRAIN PW-A9200でオープンソースのプロフェッサエミュレーター「QEMU」を使ってオープンソースOSの「OSASK」を動かしてみたいと思います。

ちなみに、例によって、最新のBRAINシリーズのPW-SB4やPW-SH5など、型番がPW-S*4、PW-S*5※1などの機種ではWindowsCE PDAへの改造が出来ないようにメーカーよって対策されているので、改造目的でBRAINを購入される方は気をつけてくださいね。
※1:例外的にビジネスモデルのPW-SB5のみはPDA化出来るそうです(PW-SB4は駄目
改造出来るのはPW-S*3までのカラー液晶の機種のみです。コンパクト機も改造出来ません。
(購入予定の機種が改造出来るかどうか、事前にネットなどでご自身でお調べくださいね^^;)


また、
改造することによって電子辞書が壊れても、当サイトでは一切責任を取れませんので、以下の記事を参考にされるときはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
(まあ、たいていのトラブルは電子辞書底面の「リセット」ボタンを押すだけで解決できると思いますが…)


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電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー:エミュレーター編5「QEMUでOSASK」
今回は電子辞書のBRAIN PW-A9200でオープンソースのプロフェッサエミュレーター「QEMU」を使ってオープンソースOSの「OSASK」を動かしてみたいと思います。


「QEMU」はオープンソースのプロフェッサエミュレーターで、オープンソースOSの「OSASK」などを動かすことが出来ます。
といっても、僕自身も詳しくは理解していないのですが^^;
ちなみに、「OSASK」は川合秀実氏が開発を続けている、OS本体やアプリケーション、日本語フォントなどを入れてもFDD一枚に収まるコンパクトOSだそうです。


QEMEUでOSASKを使用する準備
プロフェッサエミュレーター「QEME」を使ったオープンソースOSの「OSASK」の使用方法について。
まず、以下の二つのものをパソコンでリンク先からダウンロードします。

QEME(OSASK入り版)ダウンロード
https://ux.getuploader.com/brainup2ch/download/47
今回は有志の方が用意してくださった最初からOSASKが導入(設定)されたQEMUを使用させてもらいました。
リンク先のOSASK入りQEMU(QEMU_20090627.zip)をダウンロードしてください。

あと、QEMUは「My Device」から起動するので、BRAINの「My Device」を開けるタスク管理アプリも用意してBRAINにインストールしておきます。
タスク管理アプリはceOpenerなどでもいいのですが、QEMEはBRAINのCPUをフルに使用するのでなるべく動作の軽い「Task Swicher」を使用したほうがいいかと思います。

Task Swicher:ダウンロード
Task Swicher
「Task Swicher」はリンク先の最新版(2018年1月時点では「ver 1.8」が最新)をダウンロードしてください。
電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー特別編WindowsCE PDA化:3「タスク管理アプリ:Task Swicher&TestCE」を参考にして事前にBRAINで「Task Swicher」を使えるようにしておいてください。


手順の説明
プロフェッサエミュレーター「QEME」を使ったオープンソースOSの「OSASK」の使用方法について、一応、簡単に説明しておくなら…

@まずは、エミュレーターの「QEMU(OSASK入り版)」のQEMU_20090627.zipをダウンロード。
「QEMU_20090627.zip」をダウンロードしたら.zipフォルダーを右クリック、展開して、中にある通常の「QEMU_20090627」フォルダーを用意。
この「QEMU_20090627」フォルダーをBRAINのmicroSDカード直下にコピーして入れます。※2

※2:「QEMU_20090627」フォルダーは
必ずmicroSDカード直下に置いてください。
「アプリ」フォルダーなどの他のフォルダー内に入れると「QEMU」を起動することが出来ません。

A「Task Swicher」をダウンロードして用意。
「Task Swicher」は最新版(2018年1月時点では「ver 1.8」が最新)をダウンロードしてください。
電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー特別編WindowsCE PDA化:3「タスク管理アプリ:Task Swicher&TestCE」を参考にして事前にBRAINで「Task Swicher」を使えるようにしておいてください。

B、@の「QEMU_20090627」を入れたmicroSDカードをBrainに入れてBrainを起動。
辞書メニューの「追加アプリ/動画」から、「Task Swicher」を起動。
「Task Swicher」で「My Device」を開き、「Storage Caer」をタッチしてmicroSD内を表示。
microSD内の「QEMU_20090627」フォルダーをタッチして開き、「qemu_launcher」をタッチして起動。
「QEMU」が起動し、30秒ほど待つと「OSASK」が起動します。


以上です。
では、各工程を写真付きでもう少し細かに見て行きましょう。


QEMUの使用方法解説
@まずは、リンク先からエミュレーターの「QEMU」をダウンロード。
今回は有志の方が用意してくださった最初からOSASKが導入(設定)されたQEMEを使用させてもらいました。
「QEMU_20090627.zip」をダウンロードしたら.zipフォルダーを右クリック、展開して、中にある通常の「QEMU_20090627」フォルダーを用意しておきます。

QEMU(OSASK入り版)ダウンロード
https://ux.getuploader.com/brainup2ch/download/47
今回は有志の方が用意してくださった最初からOSASKが導入(設定)されたQEMUを使用させてもらいました。
リンク先のOSASK入りQEME(QEMU_20090627.zip)をダウンロードしてください。


「QEMU_20090627.zip」をダウンロードしたら.zipフォルダーを右クリック。



表示されるメニューの「すべて展開」をクリック。



展開して中にある通常の「QEMU_20090627」フォルダーを用意しておきます。



ちなみに「QEMU_20090627」フォルダーの中身はこんな感じ。



先ほど展開した通常の「QEMU_20090627」フォルダーを、BRAINのmicroSDカード直下にコピーして入れます。※2

※2:「QEMU_20090627」フォルダーは
必ずmicroSDカード直下に置いてください。
「アプリ」フォルダーなどの他のフォルダー内に入れると「QEMU」を起動することが出来ません。


あと、QEMUは「My Device」から起動するので、BRAINの「My Device」を開けるタスク管理アプリも用意してBRAINにインストールしておきます。
タスク管理アプリはceOpenerなどでもいいのですが、QEMUはBRAINのCPUをフルに使用するのでなるべく動作の軽い「Task Swicher」を使用したほうがいいかと思います。
「Task Swicher」は電子辞書BRAIN PW-A9200徹底レビュー特別編WindowsCE PDA化:3「タスク管理アプリ:Task Swicher&TestCE」を参考にして、事前にBRAINで使えるようにしておいてください。



「QEMU_20090627」フォルダーを、BRAINのmicroSDカード直下にコピーしたらあとはこのmicroSDをBRAINに入れてBRAINを起動。



まずはBRAINの標準の辞書メニューの「追加アプリ/動画」から、「Task Swicher」を起動。



QEMUでOSASKを使用するとBRAINのCPUをフルに使用するので、まずはCPUの負荷を減らすために辞書アプリを終了しておいた方がいいかと思います。

写真を参考に「Task Swicher」の「SHARP Simulator(辞書アプリ)」の右横にあるをタッチして、辞書アプリを終了しておきましょう。



辞書アプリを終了すると、こんな感じで、「しばらくお待ちください」画面になります。
(しばらくお待ちしても画面は変わらないので、しばらくお待ちする必要はありません・笑)
これで辞書アプリが使っていたメモリーが解放されて、BRAINのCPUの負担がかなり減ります。




辞書アプリを終了したら、「Task Swicher」のをタッチして、表示されるメニューから「My Device」をタッチ。
「My Device」を開きます。



「My Device」を開いたら、「Storage Caer」をタッチしてmicroSD内を表示。




microSD内の「QEMU_20090627」フォルダーをタッチして開き、「qemu_launcher」をタッチして起動。





このような画面が表示されるのでをタッチ。



「QEMU」が起動し、ソフトウェアーキーボードが表示されます。
(QEMUは液晶に90度回転した縦画面で起動します。)



QEMUが起動しても黒い画面のままですが、しばらく待ちましょう。
20秒ほどするとこんな英語の羅列やグレー画面などが表示されてすぐに消えますが、さらに待ちます。




30秒ほど待つとこんな感じで「OSASK」が起動します。



BRAIN PW-A9200の場合は、「OSASK」はこんな感じで画面左上に半分隠れた状態で起動します。



これがオープンソースOSの「OSASK」(のランチャー?)です。
本来ならこの小さなメニュー画面からアプリケーションなどを起動して使用できます。
ただし、BRAINではCPUが貧弱なので、「OSASK」のような軽いOSでもエミュレーター経由ではほとんどまともに動きません^^;




「Task Swicher」で確認してみると、(辞書アプリを終了している状態でも)「QEMU」で「OSASK」を起動した状態ではCPUが駆動率100%でした(・∀・;



一応、運が良ければ写真白丸の部分をタッチしながら画面横に動かすと「OSASK」の画面を液晶の他の場所に移動することも出来ます。



こんな感じで、運が良ければ(CPUの負荷が少ない状態のときなら)「OSASK」の画面を液晶の真ん中あたりなどに移動できます。




さらに運が良ければ(CPUの負荷が少ない状態のときなら)BRAINの矢印キー「↓」を使って「OSASK」のメニューを下に移動。




こんな感じで運のいいとき(CPUの負荷が少ない状態のとき)ならBRAINの矢印キー「↓」でメニューを移動(一気に一番下まで移動しますが)し、「検索決定」キーを押すことで「OSASK」用のアプリケーションを起動することも出来ます。



「OSASK」用のアプリケーションが起動。
(ただし、CPUの負荷が大きくてまともに動きません^^;)



一応、「OSASK」用のアプリケーションもこんな感じで運が良ければ画面の他の場所に動かせたりもします。
ただし、ほとんどの場合はここまで来る前にフリーズして動作不能になってしまうと思います^^;

う〜〜ん、「OSASK」自体は面白い可能性を感じるOSですし、BRAINの「QEMU」エミュレーターでもう少し軽快に動作すればきっといろいろと面白いことも出来たんでしょうけれど残念ですね(笑)



「OSASK入りQEMU」はたいていの場合途中でフリーズしてしまうので、終了時は本体底面の「リセット」ボタンをスタイラスで押してBRAINを再起動しましょう。




まあ、こんな感じでほとんどまともに動作しませんが、BRAINの面白い活用法のひとつとして興味のある方はまた参考にでもしてみてください(・∀・)

ではでは、今回はこの辺で♪


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