http://wzero3.iinaa.net/
W-ZERO3入門
W-ZERO3入門特別編
W-ZERO3[es]、アドエス、WILLCOM 03をBluetoothモデムにする
ここでは「ComRe-director」というW-ZERO3[es]やアドエス、WILLCOM 03などをBluetoothモデムのように使えるようにするアプリケーションと、パソコンでの設定を紹介してみたいと思います。
W-ZERO3シリーズはBluetoothモデムとして使えるプロファイルのDUN-GWに対応していませんが、今回紹介する「ComRe-director」というアプリケーションを使うことで擬似的にBluetoothモデムのように使うことが出来るようになります。
今回はWILLCOM 03を使って説明しますが、W-ZERO3[es]やアドエスでも基本的には同じです。
(W-ZERO3[es]やアドエスを使う場合はW-ZERO3 Bluetooth機器を参考にして、W-ZERO3[es]やアドエスでBluetooth機能を使える環境にしておいてください。)
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※ただしここで紹介するアプリや接続方法は非常に不安定な部分もありますので、トラブルが起こっても僕は一切責任を持てません。
以下の設定を試される場合はくれぐれも自己責任でお願いしますねm(_ _)m
あと、WILLCOMとパソコンのプロバイダーの契約が定額コースになっていないと、思わぬ料金を請求されることがあるので注意してください。
なお、当然のことながらパソコンにもBluetoothを使える環境があるものとして説明させてもらいます。
また、僕のパソコンのOSはWindows XPで、「IVT Corporation BlueSoleil」というBluetoothユーリティリティを使っていますので、今回はその環境で解説させてもらいます。
Windows Vistaを使われている方は、WILLCOM 03をWILLCOM D4のBluetoothモデムにするのほうにVistaでの設定方法を解説していますので、またそちらのほうもあわせて参考にしてみて下さい。
ComRe-director
それでは、まずはパソコンで以下のサイトから「ComRe-director」をダウンロードします。
0と1の狭間に生きる日記 http://d.hatena.ne.jp/Alcyone/(外部リンク)
リンク先の黒丸をつけた部分をクリックすればダウンロード出来ます。
(作者の方、勝手にページをスキャンして申し訳ありませんです^^;便利なアプリケーション非常に感謝しております)
「ComRe-director」の圧縮フォルダーがダウンロード出来たら、右クリック「すべて展開」で解凍し、その中の「ComRedirector.exe」と「ComRedirect.txt」をmicroSDなどでWILLCOM
03の適当なフォルダー(ふたつともおなじ場所に)などにコピーしておきます。
(今回の説明ではmicroSD上にそのまま置いておきました。)
WILLCOM 03の着信COMポートの追加
次にWILLCOM 03とパソコンをペアリングし、着信COMポートを追加します。
まずパソコンのBluetoothを起動し、検出(ペアリング)可能な状態にしておいてください。
それでは、WILLCOM 03のBluetoothを起動し、ペアリングをします。
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①「スタート」→「設定」をタップ。 |
②画面下の「接続」タブをタップ。 「Bluetooth」をダブルタップ。 |
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③「モード」タブで「Bluetoothをオンにする」と「このデバイスを 他のデバイスからも検出できるようにする」にチェックをつけて 「OK」をタップ。 |
④「デバイスの追加」をダブルタップ。 |
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⑤デバイスの検索がはじまり、パソコンが検出されます。 検出されたデバイス(パソコン)をダブルタップ。 |
⑥スライドキーを引き出してパスワードを入力します。 パスワードは半角英数字で「1111」など適当に。 |
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⑦パソコンの画面にもパスワードの入力画面が表れますので、WILLCOM 03に入力したのとおなじパスワードを入力し「はい」をクリック。 | ||
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⑧接続を許可するか聞いて来るので「はい」をクリック。 | ||
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⑨WILLCOM 03の画面で、もう一度デバイス(パソコン)を ダブルタップ。 |
⑩「シリアルポート」にチェックをつけ「保存」をタップ。 |
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⑪もう一度デバイス(パソコン)をタップ選択し画面下の「COM」 ポートをタップ。 |
⑫「新しい発信ポート」をダブルタップ。 |
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⑬デバイスを選択し「次へ」をクリック。 | ⑭ポートを「COM7」に選択します。 | |
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⑮「セキュリティで保護された接続」にチェックがついていること を確認し、「完了」をタップ。 |
⑯デバイス(パソコン)に「COM7」が設定されていることを確認 して「OK」をタップ。 |
以上でパソコンとのペアリングとCOMポートの追加は終わりです。
WS002INのWindows用ドライバをダウンロード
次にネットインデックスのサイトから、WS002INのWindows用のW-SIMのモデムドライバをパソコンにダウンロードします。
下のリンク先の「ダウンロード」をクリック。
http://www.netindex.co.jp/
移動先のページでモデム設定ファイル(ドライバー)/ユーティリティ のWS002INをクリック。
利用規約に同意できる場合は同意し、WS002INのWindows用のW-SIMのモデムドライバをダウンロード。
(ダウンロード先は今回はデスクトップにしておきます。)
このようなプログラムがダウンロード出来たらこれをダブルクリックして実行します。
実行をクリック。
インストール先はどこでも構いませんが、今回はデスクトップにしておきます。
「OK」をクリック。
このようなフォルダーが出来たでしょうか。
このフォルダー内のドライバーはあとで使うので、場所(この場合はデスクトップですが)を覚えて置いてください。
モデムの追加
次にパソコンにBluetooth用に使うモデムを追加します。
パソコンの「スタート」→「コントロールパネル」をクリック。
コントロールパネルを開きます。
パソコンの「スタート」→「コントロールパネル」をクリック。
プリンタとその他のハードウェアーをクリック。
左端の「関連項目」の「ハードウェアの追加」をクリック。
ハードウェアの追加ウィザードの開始。
「次へ」をクリック。
「はい、ハードウェアを接続しています 」にチェックをつけ「次へ」をクリック。
一番下にある「新しいハードウェアデバイスの追加」をクリックして選択。
「次へ」をクリック。
「一覧から選択したハードウェアをインストールする」にチェックをつけて「次へ」をクリック。
「モデム」をクリックして選択。
「次へ」をクリック。
「モデムを一覧から選択するので検出しない」にチェック、「次へ」をクリック。
「ディスク使用」をクリック。
ここで表示される製造元やモデムなどは環境によって変わるので気にしないで下さい^^;
「参照」をクリックします。
「ファイルの場所」で先ほどネットインディックスのサイトからダウンロードしたデスクトップにあるWS002INのフォルダーを指定し開けます。
さらにその中の「Modem Driver」をクリックし「開く」をクリック。
「Modem Driver」内の「W-SIM」ドライバをクリックして指定。
「開く」をクリック。
「モデム」にWILLCOM W-SIM MODEMが指定されていることを確認して「次へ」をクリック。
「選択したポート」にチェック、WILLCOM 03の着信COMポートの追化で追加したポート(COM7)を選択、「次へ」をクリック。
ただし、僕の環境では「COM7」は選択できなかったので、パソコンのBluetootユーリィリティーの「IVT Corporation BlueSoleil」で「シリアルポートA」に割り当てられている「COM11」で接続できました。
WILLCOM 03の設定は「COM7」のままです。
みなさんももし「COM7」がなくて悩まれた時は、Bluetoothの接続画面でシリアルポートの番号を確認してみて下さい。
「IVT Corporation BlueSoleil」の場合は、ツールバーの「ビュー」→「サービスウィンドー」を選択すると確認出来ます。
シリアルポートAに「COM11」が割り当てられています。
さて、「次へ」をクリックすると「テストに合格していません」と警告が出ますが、「続行」をクリックします。
「完了」をクリック。
以上でモデムの追加は終了です。
ダイヤルアップ接続設定
さて、あとはパソコンに新しい接続先の設定を行うだけです。
以下の手順で設定してください。
①パソコンで「スタート」→「接続」→「すべての接続先の表示」を選択。
「ネットワーク接続」画面が表示されるので、ツールバーの「ファイル」→「新しい接続先」を選択。」
②「新しい選択先ウィザード」画面が表示されるので「次へ」をクリック。
「インターネットに接続する」にチェックを付け、「次へ」をクリック。
③「接続を手動でセットアップする」にチェックを付け「次へ」をクリック。
「ダイアルアップモデムを使用して接続する」にチェックを付けて「次へ」をクリック。
④ISP名を付け「次へ」をクリック。
ISP名はなんでもかまいませんが、WILLCOM 03をBluetoothでモデムにするので一応ここでは「Bluetooth モデム(WILLCOM 03)」とでもしておきます。
⑤プロバイザー指定の電話番号を入力、「次へ」をクリック。
電話番号はプロバイザーのホームページなどで、WILLCOMの接続用電話番号(ご自分の契約しているコース用)を確認してください。
(大抵のプロバイザーはWILLCOMに対応していますが、中には対応していないプロバイザーもあるかと思います。
その場合は別途接続費がかかりますが、PRINなどを使うことも出来ます。)
PRIN
http://www.prin.ne.jp/service/service.html(外部リンク)
⑥プロバイザーのユーザー名とパスワードを設定、「次へ」をクリック。
チェックボックスはご自身の使用環境に合わせてチェックを付けるか外すかしてください。
⑦「新しい接続ウィザードの完了」画面が出たら「完了」をクリック。
①以上で「ネットワーク接続」画面の「ダイアルアップ」欄に新しく作った接続先アイコン「Bluetooth モデム(WILLCOM 03)」が表示されていると思います。
その「Bluetooth モデムWILLCOM 03」アイコンを右クリックして「プロパティ」をクリックして下さい。
「Bluetooth モデム(WILLCOM 03)」アイコンを右クリックして「プロパティ」をクリック
②「Bluetooth モデムWILLCOM 03」のプロパティ」画面の「接続方法」で、「モデム - WILLCOM W-SIM MODEM
(COM7)」にチェックが付いていることを確認したら「OK」をクリックしてください。
他の接続先へのチェックは外しておきます。
ちなみに僕の環境ではUSB-WSIMを使っているために「モデム - WILLCOM W-SIM MODEM ##2 (COM11)」となっていますが、これは気にしないで下さい^^;
COMポートが「COM11」なのも先ほど説明した通りです(苦笑)
COMポートの番号についてはみなさんの環境でも変わってくるかも知れませんね。
③さて、ここでWILLCOM 03のBluetoothをONにし、「ComRe-director」を起動すると、自動的にパソコンとペアリングします。
まず、「スタート」→「設定」をダブルタップ、「接続」タブを選択し「Bluetooth」をダブルタップ。
「モード」タブで「Bluetoothをオンにする」と「このデバイスを他のデバイスからも検出できるようにする」にチェックをつけて「OK」をタップし、Bluetoothを起動します。
次に一番最初にWILLCOM 03にコピーしておいた「ComRedirector.exe」をダブルタップして起動します。
ComRedirectorの起動 | ||
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①Bluetoothを起動した状態で「スタート」→「ファイルエクスプ ローラ」をタップ。 |
②WILLCOM 03にコピーしておいた「ComRedirector.exe」を ダブルタップして起動します。 |
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③「ComRe-director」を起動すると、自動的にパソコンと ペアリングします。 |
④最後にパソコンの「スタート」→「通信」→「Bluetooth モデム(WILLCOM 03)」をクリックし、「Bluetooth モデム(WILLCOM
03)」ダイアログで「ダイアル」をクリックすると、ダイアルがはじまりネットに接続します。
「Bluetooth モデム(WILLCOM 03)」ダイアログで「ダイアル」をクリック
ダイアルがはじまりネットに接続します。
⑤以上でネットに接続出来るはずです。
ただし、この「ComRe-director」を使ったBluetooth擬似モデムではメールの送受信は出来ませんので気を付けてください^^;
⑤ネットから切断するときはWILLCOM 03の「ComRe-director」の画面からおこないます。
「ComRe-director」の「Tools」→「Exit」をタップ。
これ以外の方法でネットから切断すると、WILLCOM 03がフリーズしてしまったりするので注意してください。
以上、WILLCOM 03やW-ZERO3[es]などをパソコンのBluetooth擬似モデムにする方法でした。
正直、この「ComRe-director」は動作が不安定で、たまにフリーズしてしまったりするので、使用する場合はリセット用にスタイラスなどを必ず持っておいてくださいね^^;
あと、もしCOMポートの番号を間違えてしまって接続出来ない場合は、パソコンの「スタート」→「コントロールパネル」を開き、「パフォーマンスとメンテナンス」をクリック。
「システム」をクリックして開く「システムのプロパティ」で「ハードウェア」を選択し、「デバイスマネージャ」をクリックしてデバイスマネージャを開きます。
そこにある「モデム」の、追加したモデム「WILLCOM W-SIM MODEM」を右クリックし「削除」をクリック。
削除してからもう一度「モデムの追加」をやり直してください。
設定を間違ってしまった場合はデバイスマネージャを開き、追加したモデムを削除して1から設定をやり直してください。
ただし、削除するモデムを間違わないで下さいね^^;
念のためにシステムの復元で「システムの復元ポイント」を作成してから行ったほうが無難かも知れません。
繰り返しますが、このBluetooth擬似モデムの方法でパソコンやW-ZERO3が不安定になっても僕は一切責任は取れませんので、くれぐれも自己責任でお願いしますねm(_
_)m
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