W-ZERO3     短歌的活用術
   http://wzero3.iinaa.net/

W-ZERO3入門
W-ZERO3入門4
トラブル対策(リセット、フォーマット、バックアップ)について


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リセットについて
W-ZERO3に搭載されている「Windows Mobile(ウィンドウズモバイル)」は非常に不安定なところのあるOSで、たまにフリーズ(画面が硬直して動作を受け付けなくなる)したりすることがあります。
また、使用していくと徐々に余計なメモリーを消費して、動作が不安定になったりもします。
そういう場合は、我慢して使い続けず「リセット」を行いましょう。
W-ZERO3のリセットスイッチは裏蓋を外した中にあります。

W-ZERO3のリセットスイッチは裏蓋を外した中に
あります(写真の白い丸で囲んだ部分)。
ここをスタイラスなどで押して、リセットします。

ここをスタイラスなどで押してリセットします。
リセットしても設定は一切変更されません。
なおW-ZERO3[es]とW-ZERO3 Advanced[es]ではリセットスイッチがフルキーボードの横に付けられているので、リセットのために裏蓋を開ける必要がなくなりました(ただし電源を切ってから押さないとリセット出来ません。)

W-ZERO3[es]とW-ZERO3 Advanced[es]、WILLCOM 03では
リセットスイッチがフルキーボードの横に付けられています。
(白い丸の部分)
Advanced[es]のリセットスイッチ。 (白いまるで囲んだ部分)
 
 
WILLCOM 03のリセットスイッチ。
(白いまるで囲んだ部分)


フルリセットについて
通常のリセットでも正常に動かなくなってしまった場合や、エスなどで電源が切れずリセットできない場合は「フルリセット」を行ってください。
初代W-ZERO3の場合は裏蓋を開け15秒ほど待った後、(PWR)ボタンを押し、リセットスイッチを押せばフルリセットされます。
フルリセットすると時計に時間が狂ってしまいますので、「スタート」→「設定」→「システム」→「時計とアラーム」→「時刻」で設定しなおしてください。

なお、W-ZERO3[es]とW-ZERO3 Advanced[es]、WILLCOM 03では裏蓋を開け15秒ほど待った後、リセットスイッチを押せばフルリセットされます。
この二機種の場合も時刻の再設定を行ってください。


W-ZERO3 Advanced[es]のフルリセットスイッチ
(白いまるで囲んだ部分)
W-ZERO3[es]のフルリセットスイッチ(白いまるで囲んだ部分)
 
WILLCOM 03のフルリセットスイッチ
(白いまるで囲んだ部分)


フォーマット(初期化)

「リセット」「フルリセット」を行っても不具合が直らない場合は「フォーマット(初期化)」を行うしかありません。
ただし、「初期化」を行うとデータがすべて消えて工場出荷時(購入時)の状態に戻ってしまうので、注意が必要です。
なお、正常な時点での「バックアップ」さえ事前に取ってあれば「フォーマット」してもその時点まで戻せますので、ある程度環境が整った時点で「バックアップ」を取っておくとトラブル時にあせらなくても済みます。


フォーマットの仕方は…
初代W-ZERO3(WS003SH)(WS004SH)の場合、まず、すべてのアプリケーションを終了し、電源を切ります。
miniSDカードやUSB機器はすべて外しておきます。
裏蓋を開け15秒ほど待った後、リセットスイッチを押す。
裏蓋を取り付ける。
そしてACアダプターを取り付けます。
そのあと、フルキーボードを開き、「Fn」キーと「F」キーを押したままで、(PWR)ボタンを2〜3秒押します。
しばらくすると真っ白い画面になり、確認画面が現れ、フォーマット(初期化)完了です。



W-ZERO3[es]とW-ZERO3 Advanced[es]、WILLCOM 03の場合もまず、すべてのアプリケーションを終了し、電源を切ります。
miniSDカードやUSB機器はすべて外しておきます。
裏蓋を開け15秒ほど待った後、リセットスイッチを押し裏蓋を取り付けます。
ACアダプターを取り付けます。
そして、「Fn」キーと「F」キーを押したままで、「PWR」ボタン(電源ボタン)を2〜3秒押します。
あとは画面の指示にしたがって「フォーマット(初期化)」を選択し「OK」ボタンを押せば終了です。


バックアップ
最後にバックアップについて説明しておきます。
正常な状態で起動していたときのバックアップを取っておくことで、「フォーマット(初期化)」を行った後でもその時点まで環境を元に戻すことが出来ます。

まず、初代W-ZERO3(WS003SH)(WS004SH)の場合、本体にminiSDカードを入れ、「スタート」→「プログラム」→「バックアップツール」を選択します。
そして「バックアップ作成(B)」をタップすると、バックアップがはじまり、miniSDカードの中にバックアップが作成されます。


バックアップを復元するときには、本体に作成したバックアップの入ったminiSDカードを入れ、「スタート」→「プログラム」→「バックアップツール」を選択。
「バックアップ復元(R)」をタップすれば復元されます。
W-ZERO3[es]の場合も細かな表示は違いますが、だいたい同じような感じです。


ただ、W-ZERO3 Advanced[es]やWILLCOM 03の場合は少し違い、本体にmicroSDカードを入れた後、「スタート」→「プログラム」→「SpriteBackup」を起動。
「即時バックアップ」→「パスワード入力」でパスワードを入力し、画面の指示に従ってmicroSDカードにバックアップを作成します。

復元は「スタート」→「プログラム」→「SpriteBackup」を起動。
「即時復元」→「パスワード入力」でバックアップ作成時に入力したパスワードを入力し画面の指示に従って完了です。


拡張モードでバックアップ
また、W-ZERO3 Advanced[es]やWILLCOM 03の場合、バックアップ時に「拡張モード」を選べば、バックアップするファイルを個別に選択することも可能です。
拡張モードは「スタート」→「プログラム」→「SpriteBackup」を起動し、右下の「オプション」をタップ、「拡張モードへ切り替え」をタップし確認メッセージが出たら「OK」をタップ。
バックアップしたいファイルにチェックをつけ、「…」(写真1の白丸の部分)をタップすれば完了です。
「…」をタップする前に写真2の白丸の部分をタップすれば、バックアップファイルの名前を変更することも出来ます。

写真1 写真2

復元するときも「スタート」→「プログラム」→「SpriteBackup」を起動し、右下の「オプション」「復元」をタップ、「…」をタップしファイルを選択、画面左下の「OK」をタップして復元します。
まあ、拡張モードはWindows Mobileの操作に慣れた方用の設定なので初心者の方にはあまりおすすめしませんが…


以上、「リセット」「フルリセット」「フォーマット」「バックアップ」と説明してきましたが、W-ZERO3でトラブルが起こったときはまずこの「リセット」「フルリセット」を試してください。
それでもどうしても駄目なようなら「フォーマット」を行います。

そして「フォーマット」するような事態に備えて、ある程度の環境が整ったら「バックアップ」を使い、正常な状態のバックアップを作っておきましょう。
バックアップを作っておくことで「フォーマット(初期化)」を行った後でもその時点までいつでも環境を元に戻すことが出来ますから。

正直、「Windows Mobile(ウインドウズモバイル)」は非常に不安定なOSですが、このように対策を知っておき、みなさんがもっともっとW-ZERO3を使いこなしていって下さるとうれしく思います。


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W-ZERO3入門
W-ZERO3入門2 パソコンと同期する(ActivSync)
W-ZERO3入門3 アプリケーションのインストール
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W-ZERO3入門5 アプリケーション(ソフト)の終了
W-ZERO3入門6 W-ZERO3をモデムにする
W-ZERO3入門特別編 W-ZERO3[es]、アドエス、WILLCOM 03をBluetoothモデムにする


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