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IDEOS BM-SWU300徹底レビュー1「IDEOSの起動と初期設定」
IDEOS BM-SWU300起動

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日本通信からAndroid(アンドロイド)OSを搭載したSIMフリースマートフォン「IDEOS BM-SWU300」が発売されたので、こちらでもレビューをさせていただこうと思います。
日本の携帯電話各キャリアから発売されている端末には2011年1月現在、基本的にSIMロックが掛けられていて、発売したメーカーの通信網でしか通信出来ないようになっています。
(ただし2011年春以降、徐々にSIMロックを解除して行くことを宣言していますので、一部の機種などで徐々にSIMロック解除の動きは出てくるかと思いますが…)

そんななかで日本通信から発売されたこの「IDEOS BM-SWU300」はSIMロックが一切掛けられていない完全なSIMフリー機です。
一応、日本通信のb-mobileSIM U300の10日間試用版が同封されていますが、他にもAPNを自身で設定できればNTTドコモやソフトバンク、そしてイー・モバイル(auは通信規格が違うので使えません)の3GSIMを入れて通信することが可能です。
(もちろん、NTTドコモなどでもすべてのSIMが使用できるとは限りませんので注意してください。)

ちなみに、b-mobileSIM U300は自分で開通手続きをするだけで使用できるので、携帯電話を契約するときのような面倒な手続きなども必要ありません。

また日本通信では2011年1月末から月額490円から利用可能なIP電話サービスも開始される予定です。
しかも、他社のAndroidスマートフォンでは機能を使用出来ないように制限されているAndroid標準の「テザリング機能」もb-mobileSIM U300やイー・モバイルのSIMでなら使えるので、この「IDEOS BM-SWU300」をパソコンなどの無線LANルーターのようにして通信をすることも出来るのです。

ここではそんな自由な魅力を持つSIMフリー端末「IDEOS BM-SWU300」のレビューを数回に分けて行ってみたいと思います。


「IDEOS BM-SWU300」のパッケージ。
中国製の製品とは思えないぐらいにしっかりとしたお洒落なパッケージです。



この「IDEOS BM-SWU300」には日本通信のb-mobileSIM U300、10日間試用版が同封されています。
b-mobileSIM U300、10日間試用版は通常のb-mobileSIM U300のパッケージより小さく、「IDEOS BM-SWU300」のパッケージとおなじ大きさになっているのが、日本通信の「本気」を感じさせてくれます。



「IDEOS BM-SWU300」ご開帳。



中身はこんな感じで意外にシンプルです。



本体は中国製品ですが、説明書は日本語になっているので安心です。



この日本通信版「IDEOS BM-SWU300」には青、黒、黄色、ピンクの四種類のバッテリーの蓋が付属しています。
(ちなみにイー・モバイルから発売される同製品のPocket WiFi Sは黄色の蓋が付属していません。)



で、僕のお気に入りはその黄色です。



「IDEOS BM-SWU300」本体。
中国製品なのにじつにしっかりとした作りで、安っぽさはまったく感じません。
(たまに勘違いされる方がいるようですが、本体前面下の欠けている部分はマイク穴です^^;)



本体裏には320万画素のカメラがあります。
(カメラはシステム音を0にするとシャッター音が鳴らない親切設計。)



本体上面。
イヤホン端子と電源ボタンがあります。



本体下面にはmicroUSBポートとストラップ穴が。
microUSBポートは充電端子も兼ねています。
ストラップはバッテリー蓋を外して、バッテリー蓋の穴からストラップの紐を通し、本体中の爪に引っ掛けて蓋を閉めるというちょっと変った取り付け方をします。



本体右横は端子やボタンはなし。



本体左横は音量調整ボタンがあります。
本体の解説は以上。

ではさっそく、「IDEOS BM-SWU300」を使えるように基本設定をしてみましょう。
まずはb-mobileSIM U300の開通手続きから。



b-mobileSIM U300
「IDEOS BM-SWU300」付属の10日間試用版(左)は通常のb-mobileSIM U300(右)よりも小さなパッケージになっています。



中身はおなじですけど…※1
ちなみにこの10日間試用版を他のAndroid端末に入れても問題なく通信出来ました。

※1どうやらこの「IDEOS BM-SWU300」専用U300SIMはIP電話用に最適化されていて、通常版のb-mobileSIM U300とは少し違うそうです。
もし日本通信のIP電話の契約をお考えの方は通常版ではなく、「IDEOS BM-SWU300」専用U300SIMをおすすめします。
通常版ではIP電話の音声が途切れ途切れになるようですので…



パッケージの説明などを参考にSIMをカードから取り外します。
FOMAのSIMはどれも同じ形をしているので、他にもNTTドコモの端末などで複数持っている方は写真のように「IDEOS」などとマジックで書いておかれることをおすすめします。
SIMを間違うとNTTドコモの通信コース次第では、とんでもない料金が発生したりしますので…

また、「IDEOS BM-SWU300」のb-mobileSIM U300も通常版とおなじくYoutubeなどの動画の閲覧や、ファイル交換(P2P)などに制限が設けられていますので注意してください。
他にもテザリングを使ってのパソコンのウィンドウズアップデートなども最初から速度制限されているようで、裏で自動ではじまっても一向に進みません。
ただ、ウィルス対策ソフトのアップデートやファイル(電子書籍など)のダウンロードは僕の環境では問題なく出来るようです。

あと、当日を含む直近3日間のパケット通信が300万パケット(約300MB)以上を越えると速度制限をされるそうですのでこれも注意してくださいね^^;



さて、まずは最初にお手持ちの携帯電話やPHSなどを使って日本通信の手続きダイアルに電話をして開通手続きをしましょう。
携帯電話がない場合は、日本通信のサイト「bモバイル・ヘルプデスク」から固定電話で開通手続きを行うことも可能みたいです。
ちなみに僕は写真のPHS「HYBRID W-ZERO3」で開通手続きをしました。



携帯電話などでSIMカードに書かれている電話番号「186-0120-915-886」に電話をして、ガイダンスに従って手続きをします。
この時点ではまだb-mobileSIM U300を「IDEOS BM-SWU300」本体や携帯電話などに入れる必要はありません。
開通手続きが完了すると30分ほど(パッケージには約5分後と書かれていますが実際にはもう少し時間が掛かります)で開通するので、それまでに「IDEOS BM-SWU300」の充電などを行っておきましょう。


ちなみにb-mobileSIM U300は購入から「30日以内に開通手続きをしないと使用出来なくなる」ので注意してください。
ただし、使用期間のカウント開始は「本体にb-mobileSIM U300を入れて通信した時点ではじまる」そうですので、10日間試用SIMと別にb-mobileSIM U300特別版などをセット購入された方はどちらも開通手続きだけしておき、まずは10日間試用版を使って10日間だけ通信。
そのあとでb-mobileSIM U300特別版を使用するといいでしょう。


あと、b-mobileU300SIMは使用期間が終わった後も60日以内ならチャージが可能です。
b-mobileU300SIMのチャージは「IDEOS BM-SWU300」で日本通信のサイトにアクセスして行ってください。
使用期間が過ぎた「IDEOS BM-SWU300」はブラウザを立ちあげて通信すれば、勝手に日本通信のチャージ用サイトにアクセスするようになっています。


「IDEOS BM-SWU300」のバッテリー蓋を下にスライドして外し、電池も取り外します。



こんな感じでb-mobileU300のSIMをSIMスロットに差し込みましょう。
SIMを差し込んだらバッテリーを取り付け、バッテリー蓋を閉めます。



あとは付属の充電アダプターとUSBケーブルを組み合わせて充電しましょう。
写真のような充電中を示す画面になりますが、すぐに液晶がOFFになります。



ある程度充電したら、充電しながら設定をはじめてしまいましょう^^
電源ボタンを長押しして「IDEOS BM-SWU300」を起動します。


@画面中央のAndroidマーク(変なロボット)を指で
タップします。
ちなみにb-mobileU300のSIMを入れずに起動する
と画面が英語表記になるので、初期設定は必ず
b-mobileU300のSIMを入れてから行いましょう。

A Googleアカウントの設定画面になりますが、
まだU300SIMが開通していないのでこれはあとで
設定します。
みなさんのU300SIMがもし開通しているようでしたら
ここで「作成」か「ログイン」をタップして設定してくだ
さい。
とりあえずいまは「スキップ」をタップ。
   
B ホーム画面が起動。
画面下のメニューアイコンをタップしましょう。
Cアプリケーション画面が開くので画面を下から上
にフリック(指で撫でる)して画面下のアプリケーション
を表示し、その中の「設定」をタップ。
   
D設定が開いたら「無線とネットワーク」をタップ。 Eモバイルネットワークをタップ。
   
F 「アクセスポイント名」をタップ。


Gなにもない画面が開いたらIDEOS本体のメニューキーをタップします。



Hメニューが表示されるので「新しいAPN」をタップ。



Ib-mobileU300SIMのパッケージに記載してあるユーザー名などを入力します。


Nまずは名前をタップします。


O 入力画面が現れたら入力欄の中をタップ。
ソフトウェアーキーボードが現れるのでそれを使って
写真のように「bmobile」と入力します。
入力したら「OK」をタップ。
   
P おなじ要領でAPNをタップ。
入力欄をタップし、「dm.jplat.net」と入力し「OK」を
タップ。
Q おなじ要領で、ユーザー名を「bmobile@sw」に設定。
「OK」をタップ。
   
R おなじくパスワードを「bmobile」に設定。
「OK」をタップ。

S このように名前、APN、ユーザー名、パスワード
が入力されたでしょうか?
ちなみに他の設定は初期状態のままで変更する
必要はありません。
   
すべて入力したら本体下のメニューキー
タップし、現れたメニューから「保存」をタップして設定
を保存。

これでAPN一覧に作成した「bmobile」が表示されて
いるはずなのでその右横のラジオボタンにチェックを
つけます。
以上で通信設定は終わり。
開通後にb-mobileU300SIMを使っての通信が出来
るようになります。



日本語入力アプリのインストール

次にマーケットにアクセスして「IDEOS BM-SWU300」に日本語入力アプリをインストールしましょう。
「IDEOS BM-SWU300」は購入時の状態では日本語の入力が出来ないのです^^;
日本語入力アプリはネットに接続し、Androidマーケットから入手します。

@ ホーム画面の「マーケット」をタップしま
しょう。


A マーケットを使うにはGoogleアカウントにログオン
しなければいけないのでここでアカウント設定を行い
ます。
このころにはそろそろU300SIMの開通が終わって
いるはずですのでネットに接続できるはずです。
「次へ」をタップ。
(すでにアカウントを設定された方はこの作業は不要
です。)
   
B Googleアカウントを持っていない方は「作成」を
タップし、指示に従ってアカウントを作製しましょう。
作成したアカウントとパスワードは忘れてしまわない
ようにノートなどに必ずメモしておきましょう。
パソコンなどですでにGメールなどを使って居られる
方はそれを使えるので「ログイン」をタップします。
Cアカウントを作成したら、入力欄の中をタップし、
メールアドレスとパスワードを入力し「ログイン」を
タップ。


   
D このような画面が開くので必要に応じて
「Googleアカウントとともにデータをバックアップする」
にチャックを付け「次へ」をタップ。
(よくわからない場合はチェックをつけておいていい
でしょう。)
E端末にGoogleアカウントの登録が完了したら
「セットアップを完了する」をタップ。


   
F マーケットの利用規約が表示されるので、よく
読んで(ほんとに読む人はいないと思いますけど^^;)
同意できるようなら「同意する」をタップ。
もちろん同意しないとマーケットは使えません^^;
G以上でマーケットが使えるようになります。
マーケットのホーム画面。
ホーム画面が開いたら画面上のをタップ。
   
H しばらく待つと検索画面が現れるので、入力欄の
中をタップしソフトウェアーキーボードを表示して
「openwnn」と入力。
をタップ。
I「openwnn」の検索結果が出たら、
「OpenWnnフリック入力対応版(無料)」をタップ
します。


   
J「インストール」をタップ。


K 警告が出るのでよく読んで問題がなければ「OK」
をタップ。
まあ、この手の警告は(責任は持てませんが…)
たいていの場合は無視しても大丈夫です。
    
L 「OK」をタップするとこのような画面になり、画面
左上に進行状態を示す「↓」が現れます。
この「↓」をタップしてみましょう。
M「↓」をタップするとこのようにインストールの進行
状況が確認できます。
   
N インストールは数十秒で終わります。
インストールが完了したら、画面上の「通知を消去」
をタップして通知を消しておくといいでしょう。
(通知はあとでも画面上部の通知部分を下に
フリックすることで消せます。)



以上で、「OpenWnnフリック入力対応版」のインストールは完了です。
「OpenWnnフリック入力対応版」のインストールが完了したら、「OpenWnn」を使えるように設定しましょう。

@まずは「IDEOS BM-SWU300」のホーム画面で、
画面下のメニューアイコンをタップ。
設定をタップ。
A「言語とキーボード」をタップ。



   
B「OpenWnnフリック対応」の横にチェックをつけ
ます。


C パスワードやクレジットカードがなんとかかんとか
というちょっと恐ろしい警告が出ますが、これも無視
して大丈夫です。
(いや、僕は保障は出来ませんが^^;)
自己責任で「OK」をタップ。
   
B ホーム画面に戻って画面上部にあるGoogleの
検索窓内を指で長押しします。
写真のような画面になるので「入力方法」をタップ。
C「入力方法の選択」で「OpenWnnフリック対応」の
右横にあるラジオボタンにチェックをつけます。



以上でソフトウェアーキーボードが「OpenWnnフリック対応版」に切り替わります。
さっそくホームのGoogle検索入力欄に日本語で文字入力してみましょう。
ちなみに「OpenWnnフリック対応版」で「い」を入力するときは「あ」を長押しして表示されるメニューから指を滑らせて「い」をフリック選択し指を離せば入力出来ます。
ここでは「短歌的」と入力してネットでこのサイトを表示してみます。



Googleの検索結果からこのサイトにアクセスしてみました。
こんな感じで表示されます。
画面を指でしばらくタッチすると画面右下に拡大縮小鏡アイコンが現れるので、適当に見やすいサイズに縮小しましょう。



解像度が低いですが、一応こんなふうに最低限のネットも出来ます。


こんな感じで、液晶の解像度が低いのでハイエンドスマートフォンを求める方にはあまりお勧めできませんが、それでも「「子供のお小遣いで持てる」Android端末を――」というだけあってなかなかの低価格で遊び感覚で持てるAndroidスマートフォンとなっています。
また当初は「解像度の関係で動作しないアプリケーションが多い」という噂でしたが、実際に使ってみたところではかなり多くのアプリケーションが問題なく動作していたりします。
(もちろん動かないアプリやそもそも「IDEOS BM-SWU300」からのアクセスではマーケットに表示されないアプリもあったりしますが…)

ではでは、次回は「IDEOS BM-SWU300」のテザリング機能を使って、他のAndroidスマートフォンでネットする方法などを解説してみたいと思います。


  

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