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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記149」
モバイルスキャナー「UMSC-01」で電子書籍自炊
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2011年7月8（金）
モバイルスキャナー「UMSC-01」で電子書籍自炊

いや〜〜、近畿地方の梅雨も明けてまたしばらくは気温の高い日が続きそうですね＾＾；
今年は電力不足でエアコンもあまり使えませんし、なかなかに大変な夏になりそうです。
さてさて、前回紹介したモバイルスキャナー「UMSC-01」ですが、これを使って実際に電子書籍の自炊をしてみました＾＾


ポータブルモバイルスキャナー「UMSC-01」
電子書籍そのものは想像どおり、まったくと言っていいほど充実していませんが、このスキャナーのように電子書籍を自炊する道具がいろいろと発売され出しているのは便利でいいですね（笑）



今回自炊したのはファイブスター物語5巻。（なぜに5巻から？）
正直、裁断するのはためらいましたが、そろそろ紙が変色しはじめていたので思い切って電子書籍化することに…



切断は裁断機を買えば一番いいのですが、そんなお金の余裕もないのでいつものアートナイフを使いました＾＾；
これは家電店の模型売り場などに売っています。



このアートナイフと鉄の定規を使って丁寧に切っていきます。



上手く切れたら、あとは切った紙を1枚ずつ（スキャンする側を下にして）電源を入れたモバイルスキャナーに差し込むだけで勝手にスキャンしてくれて、microSD内に保存してくれます。
乾電池駆動な上にmicroSD内に保存してくれるのでほんとにお手軽にスキャンが進みます。
しかも音が静かで1枚のスキャンが6秒ほどと早い！
今回、一冊の本をほぼ30分ほどでスキャンし終わりました。
（これはほんとに快適です。）

ただ、少し問題もあって、このスキャナーの自動巻き取り式という性質上、スキャンした画像がまっすぐではなくちょっと斜めに歪んでしまうことはけっこうありました＾＾；
まあ、このスキャナーでお手軽な早さを取るか、他の本格的なスキャナーで綺麗さを取るかの判断は人によって別れそうですね。

さて、スキャンが終わった書籍データは一度パソコン内に移して「縮小専用。」というフリーのソフトでスマートフォン用に縮小し、名前の変更をもしておきました。

縮小専用。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se153674.html（外部リンク）

じつはAndroidOSは数字を名前につけた9つ以上のファイルがあると、「1」の次を「2」ではなく「10」、「10」の次は「11」ではなく「100」としてしまうのでけっこう大変でした＾＾；
たとえば1ページ目に「fss1」という名前をつけた場合は…

fss1、ffs10、fss100、fss111、fss112、fss113…………fss116、fss117、fss118、ffs12、fss13

といった感じで、1ページ目から12ページ目の間のファイル名を工夫しないと書籍のページが順番どおりに来てくれないのです＾＾；
他にも、fss2というファイル名をつけてしまうとそのファイルはfss19とfss20の間（fss20の前）にきてしまうので注意が必要です。


とにもかくにも、なんとかLifeTouch NOTEで自炊した電子書籍を閲覧できました。
閲覧には「Perfect Viewer」などの電子書籍閲覧アプリが便利ですが、キーボードつきの端末の場合はアストロファイルマネージャーなどで開いて「POPイメージブラウザー」で閲覧したほうが矢印キーでのページ変換が出来て便利かも。

僕は今回、7インチサイズのLifeTouch NOTEで電子書籍を読んでみたことで、はじめてiPadの10インチの意味がわかったような気がします＾＾；
7インチのタブレットなどは持ち運びには便利ですが、電子書籍を読むとなると7インチでも少し小さく、やはり10インチが最適なのかも知れませんね。



LYNX SH-10Bでも閲覧できましたが、こちらはさすがにちょっと小さくて読みにくいですね（笑）

正直なところ、モバイルスキャナー「UMSC-01」は、綺麗な電子書籍自炊には向きませんが、とにかく短時間でお手軽に手元の書籍を自炊するのにはぴったりなスキャナーだと思いますので、みなさんももしよかったらこのスキャナーで自炊してスマートフォンでの読書を楽しんでみてくださいね＾＾
ではでは、今回もこの辺で。


（こちらはスリーアールシステム社版でここで紹介したミヨシ社版とはケースや値段など一部違います）


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