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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記327」
第二種電気工事士資格試験体験記

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2017年7月23(日)
第二種電気工事士資格試験体験記

みなさん、ごきげんよう!
前回の日記でも少し書きましたが、この三か月ほど僕は「第二種電気工事士」の資格試験に挑戦していたりします^^;
で、六月に筆記試験を無事合格して、今日は技能試験を受けに奈良会場の近畿大学農学部まで行ってきました。
(今回は重い工具類をひっさげての試験なので、お供はメインのNexus6だけにしました・笑)

試験会場の近畿大学農学部は資格試験受験者の車の駐車は禁止なようなので、近くの近鉄東生駒駅前の有料駐車場に車を停めて、電車で一駅の富雄駅で下車(富雄駅前にも駐車場があったのでこっちに停めてもよかったかも^^;)。
駅前から会場までのピストンバス(有料でしたが^^;)が出ているので、それに乗って10分ほどで近畿大学農学部のキャンパスに無事到着しました。


近畿大学農学部の奈良キャンパス。
資格試験は休日の大学のキャンパスを借りて行われることが多いので、いろんな大学の構内に入れてけっこう楽しかったりします(・∀・)
ちなみに、六月に受けた第二種電気工事士の奈良県筆記試験会場は帝塚山大学で、その前に受けた乙四類危険物取扱者試験の会場は天理大学でした。



キャンパス内の何か所かに電気工事士試験の垂れ幕がかかってます(・∀・)



近畿大学農学部の構内。
試験会場の教室は冷房もちゃんと効いていて環境としては悪くなさそうです^^
僕が試験を受けた奈良県の会場では飲み物の持ち込みもOKだったので、熱中症対策に教室の外の自動販売機でお茶を買っておきました。



ちなみに、僕は今回、教材は第二種電気工事士試験では定番のオーム社の「すぃ〜っと」シリーズを使用しました。
筆記用と、技能用と、過去問の三冊ですが、まあ第二種電気工事士試験はこれだけ用意すれば十分だと思います。

ただし、どんな資格試験でもそうですが資格試験用の教材に掘り出し物はないので最新の教材を選びましょう^^
(資格試験は毎年のように試験の傾向が変るので、一年前の教材などでは最新の試験に対応できないこともあるので。)


筆記試験については正直、それほど難しくないので一か月〜二か月ほどしっかりと勉強しておけば充分合格できます。
計算問題や電気理論などは難解ですが、それらを捨てても他の部分で点数を稼げば充分合格点の六割を確保できるようになっていますので(笑)
ただ、電気工事士試験に限らず資格試験は年々難化してきているので、もし第二種電気工事士の資格を取得しようと考えておられる人が居たらはやめに受けておいた方がいいかも。
将来的には電気理論などである程度点数を稼げないと合格出来なくなる可能性もありますので…
(そもそも電気理論を理解してなくても合格できるという現状がおかしい気もしますしね^^;)


難問はむしろ筆記試験合格後の技能試験のほうです(;´Д`)
はっきり言って、
40分と言う時間制限が無茶なんですよこれ。


技能試験では実際に電気回路を制作するので、こんな工具(他にもドライバーなども使用)などを自前で用意しなければいけません。
僕はAmazonで工具一式(一万円程)を購入しましたが、他にも練習用の部品を用意しなければいけないので電工二種の資格取得には意外に費用が掛かって大変でした(;´Д`)



技能試験の課題は事前に十三問が発表されていて、試験ではその中からひとつが出題されるのですが、どの課題が出題されるかは事前にはわからないので十三問すべての課題を練習しておく必要があります。

課題の材料はネットで一式が販売されてるのですが、僕は材料費をケチって近くのホームセンターなどで集めてきました^^;
まあ、金属管など手に入らない部品もあるのですが、取り付けたつもりで作業してみたり、無駄に値段の高い四路スイッチなどは単極スイッチで代用したりとこれでなんとか練習出来ました。

ちなみに、練習する前は僕の天才的な器用さならイメージトレーニングだけで充分じゃね?とか思ってたんですけど、実際に作ってみると試験時間の40分をはるかにオーバーした一時間近くかかったり重大な欠陥を連発するわで、ほんとにどうしたらいいのか焦ってしまいました( ̄▽ ̄)
どんなにがんばっても制限時間の40分以内に完成しないんですよこれが(大汗。。

電工二種試験を受ける方で、もし僕のように甘い考えをしてる人が居るなら、いますぐに考えを改めて必死で練習したほうがいいですよ!
イメージトレーニングだけで合格なんて絶対に不可能ですので。


で、散々頭を悩ませて、最終的には、差し込みコネクター部分以外のケーブル剥ぎの寸法出し(2センチとか1.2センチとか)をすべて目分量で行うことで時間短縮して、なんとか20分ぐらいで仕上げられるようにまでなりました。
もちろん電工ナイフなど使っていては時間が足りなくなるので、ケーブルの被膜剥きはすべてケーブルストリッパーで行います。
ほんと、よほどの実務経験のある電気工事経験者以外はこの方法以外に合格なんて無理だと思います。

ただ、本来なら十三問すべての課題を二回ぐらい作って練習したかったのですが、僕は夏のあまりの暑さにまったくやる気が起きず、練習用の材料費の問題などもあって試験までに練習できた課題はN0.1とNo.11がそれぞれ二回ずつ、No.3とNo.6とNo.7とNo.8とNo.10とNo.12がそれぞれ一回ずつぐらい(はっきりと覚えてませんが)のいい加減さ(;´Д`)
他の課題も一応、部分練習はしたのですがこんなんで合格できるんかしら(大汗。。

そんなこんなで不安を抱えながらの試験でしたが…


僕が受けた奈良県の7月23日の技能試験では、奇跡的に僕が練習した中から二回練習した比較的簡単なNo.1の課題が出題されました〜〜(≧▽≦)
って、おいおい、運が良すぎやろこれ。
(写真は当日試験会場で書いたNo.1の課題の複線図。)

ただし、こんな奇跡的に運のいい状況は滅多に起こらないので、もし第二種電気工事士の資格試験を受けようと思われてる人は、時間とお金と根気の許す限りすべての課題をちゃんと作っておくことを強くお勧めします^^;
出来ればすべての課題を二周(二回)ぐらいしておかれるほうがいいかと思います。



これが出題されたNo.1の電気回路です。
(試験会場では写真撮影禁止なので、こちらは家で練習したときに作ったものですが…)

僕は先に書いた差し込みコネクター部分以外のケーブル剥ぎの寸法出し(2センチとか1.2ミセンチとか)をすべて目分量で行う時間短縮でなんとか30分ほどで作成できました。
僕の場合は試験そのものにはまったく緊張はしませんでしたが、家での練習では失敗しても構わないという気楽さから20分で完成した課題も、本番では失敗できない慎重さから10分ぐらい多めに時間が掛かってしまうので、練習で30分を切れないと本番での合格はかなり厳しいかも知れませんね。

それでもさすがに会場内のほとんどの人はちゃんと完成していたようでしたが^^;

あと、試験後に2ちゃんねるを見ていて知ったのですが、課題の施行条件のひとつに「電源から点滅機までの非接地側電線はすべて
黒色を使用する。」というのがあって、これを見落として失格になった人がけっこういたようなので、もし今後電工二種の資格試験を受けられる方は気をつけてくださいね!

点滅器というのはスイッチのことで、つまり
電源側からスイッチまでの非接地側の電線はすべて黒色で統一しなければいけないのです。

僕はこの施行条件を完全に見落としていたのですが、幸いNo.1の課題では電源からスイッチまでの間に赤色などを使う三心ケーブルを使用しないのでギリギリ助かりました(;´Д`)
二つ上の僕の書いた複線図の写真では、スイッチの後ろで黒線と赤線を繋いでますが、この場合はスイッチの後ろなのでどうやらセーフ!
(ほんと、運が良かったです…)

これがもし出題された課題がNo.3とかだったら、おそらく僕も落ちてました(大汗。。
実際、
No.3の課題が出た地域の受験者の何人かはこれが原因で落ちたようです。
この部分は技能の参考書などでもとくに注意するようには書かれていないので、今後受験される方は要注意ですよ!!


そんなこんなでなんとか時間内に課題を仕上げて試験は無事終了(≧▽≦)
筆記試験のときはまったく自信がなかったので落ち込んで帰ったのですが、今回の技能試験はとりあえず完成して見直しも念入りにしたので心に余裕のある帰路となりました(笑)
まあ、こういう時こそ思いもしない落とし穴に落ちてたりするんですけど、いまさら心配しても仕方がないですしね。

と言うわけで、心にも時間にも少し余裕があったので、帰りは車で暗峠(くらがりとうげ)まで寄り道してから帰ることにしました。
東生駒駅からの帰路の途中にある南都銀行南生駒支店の手前で道を西に曲がって大阪方面へ進むと、徐々に道が狭くなって奈良県と大阪府を繋ぐ暗峠の峠道になります。


この峠道には途中にこんな石仏を奉った場所があって、その片隅に万葉歌碑があります。



暗峠の万葉歌碑。
この歌碑の撮影も今回の目的のひとつ^^
(まあ、僕は以前にも撮影に来たことがあるんですけどね…)



難波門(なにはと)を漕(こ)ぎ出(で)て見れば神(かみ)さぶる生駒高嶺(いこまたかね)に雲そたなびく (万葉集巻二〇:四三八〇)

意味は…「難波の港を漕ぎ出してみると、神々しい生駒の高い嶺に雲がたなびいているよ」といった感じの歌でしょうか。
万葉時代の官人が難波の港から舟で出航するときに、きっとこの生駒山を眺めてその先にある故郷の平城京に思いを馳せたのでしょうね。

さてさて、この万葉歌碑のある場所からさらに少し車を走らせて、信貴生駒スカイラインのトンネルの手前の少しだけ広くなった場所に車を停めてトンネルをくぐると…



そこが暗峠の頂上です(・∀・)



暗峠頂上。
標識にもあるようにここが奈良県と大阪府の県境になっています。

暗峠ではバイクを停めてバイクの記念撮影をしてる人も居ました^^
僕がいろんな場所でモバイル端末の記念撮影をするように、バイク乗りはバイクを記念撮影するんですね(笑)

僕もN-08BやポメラDM100などを持ってきていたら記念撮影したんですけど、残念^^;



暗峠の県境の石標。
写真奥の道の上に見えるのが暗峠と交差して走っている信貴生駒スカイライン道です。

とりあえずあまり長く駐車もしていられない場所なので、今回は写真を数枚撮ってUターンして帰りました^^


で、ひと月後…


ほぼ確信はしていましたが、無事、第二種電気工事士資格試験の合格通知が届きました〜〜(≧▽≦)

これで僕も晴れて電気工事士です!
一応、資格的には自宅のコンセントを増設したりなどの電気工事を行うことが出来ます。
って、まあ、実務経験がないので実際の電気工事なんて怖くてできないですけどね(笑)

ほんとはこの後、冷凍三種やボイラー二級などの資格試験にも挑戦しようかと思ってたんですが、今回の電工二種の技能教材でお金を使い過ぎたこともあって今年の資格受験はもうこの辺で終わりにしておくことにしました^^;

ではでは、なんだか最近、モバイルとはあまり関係のない記事ばかりな気もしますが、意識せず生活の一部として持ち歩けるのもまたモバイル端末の魅力ですし、みなさんもどうぞ愛機をポケットに入れて素敵な毎日をお送りくださいね。
今回もこの辺で♪

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すぃ〜っと第2種電気工事士筆記試験
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