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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記309」
第一回明日香村吟行

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2016年4月3日(日)
第一回明日香村吟行

いや〜〜、桜も満開になって春も本番といった感じですね(≧▽≦)
と言うわけで(だからどういう訳よ?)、今日は桜咲く春の奈良県明日香村にて「第一回明日香村吟行」なるものを実施してきました!

さすがに一人で吟行と言うのも寂しい(いや、普段けっこうやってますけど)ので、今回は短歌同人かばんの関西支部の方たちにも声を掛けたのですが…
交通の不便さを考慮に入れても最低三人は集めたいと思っていたのに対して、参加を表明してくれたのはN.F氏お一人のみ。
って、どういうことよこれ(;´Д`)

と言うわけで、今回はそんな無謀な吟行を企画した僕と、哀しくも貧乏くじを引いてしまったN.F氏との、おっさん二人の珍道中の記録でっす(笑)


今日は桜咲く春の奈良県明日香村にて「第一回明日香村吟行」なるものを実施してきました(≧▽≦)
集合は午後の一時に飛鳥駅前でしたが、僕は車で少し早目に明日香村に到着。



亀石前の駐車場に車を停めてレンタルサイクルを借り、集合時間まで明日香村を自転車で散策することに(・∀・)
いや〜〜直前までの雨の予報を覆して、ほぼ快晴に近いような(写真ではけっこう曇ってるけど)絶好の吟行日和ですね。



春の明日香路は長閑で、あぜ道にスミレなどが咲いていました。



石舞台まで来たところでちょうどお昼前だったので、農村レストラン「明日香の夢市」で食事をとることに…
ここは一階がお土産店で、二階が地元の食材を使ったレストランになっています。



今回僕が注文したのは、黒米を使った「黒米カレーセット」(≧▽≦)
僕は明日香には何度も来てるんですが、これを食べるのは実は今回がはじめてなんですよねえ〜〜
お味のほうは、グルメ漫画風に言うなら黒米とカレーを混ぜてしまうとカレーが黒米の良さを削いでしまうので、ときどき黒米だけの味を確かめながら食べるといい感じでした。
カレーは僕には程よい辛さでなかなかに美味でした。

まあ、隣のお客さんが食べていた古代米御膳も美味しそうでしたけど(笑)



食事を済ませたあとは一階のお土産店に立ち寄ってこんな古代ガラスのストラップと指輪も購入(≧▽≦)



指輪は輪の部分が紐製で僕のごっつい指にもなんとかはめることが出来ました。



食後に石舞台横の明日香川沿いの休憩所でちょっと一息。
例によってお供に連れて来たPomera DM100を記念撮影〜〜
ちなみに、今回のお供はこのPomera DM100に、メインのスマートフォンNexus6と写真撮影用のNexus5の三台体制です(・∀・)
これだけの装備ならどんな念能力者に襲われても対応できそうですね。

そうこうしているうちに、吟行の待ち合わせ時間が迫って来たのでちょっと慌て気味に自転車をこいで飛鳥駅へ向かいます。
ちょ、もう一時前やん…ほんとヤバイ(汗。。



自転車をかっ飛ばして、なんとか待ち合わせ時間の少し前に飛鳥駅に溶着(;´Д`)



幸い、N.F氏はまだ来ていなかったので駅前の休憩所でしばらく待つことに…



駅前の桜も満開で綺麗でした(・∀・)
(ここでも例によってPomera DM100を記念撮影。)



さらに待つこと数分。
待ち合わせ時間になってもN.F氏は現れず…
さては逃げたか、との予感が頭をよぎる中、同じく待ちぼうけ中の見ず知らずの少女とふたり駅前のロータリーで桜を眺めていると、N.F氏が改札口から現れました(・∀・)

と言うわけで、いよいよおっさんふたりで吟行開始!

今回、N.F氏は明日香村を訪れるのは初めてとのことなので、僕の案内で明日香村の観光名所を巡りながら、おっさん二人は吟行することにしました(≧▽≦)
おっさん二人はまず、欽明天皇陵、吉備姫王墓(猿石)、鬼の雪隠、鬼の爼、亀石と、桜や桃の花、スミレなどの咲く春の長閑な明日香路を巡りながら散策。


こちらは欽明天皇陵の横にある吉備姫王墓。
ここには明日香の奇石と言われる猿石が四体置かれています。



こちらが明日香の猿石。
手前が「山王権現」、奥が「女」と呼ばれる猿石。



こちらは手前から「僧」、奥が「男」と呼ばれる猿石。
ちなみに、「僧」以外の四体は背中の部分に顔の彫刻が彫られています。
(「僧」の背中は背骨のような模様が彫られています)。

これらの奇石は大昔から明日香村にあって何のために作られたものなのかは不明だそうで、 もとは欽明天皇陵の南の池のふち辺りに置かれていたものだそうです。
猿石の見学を終えたおっさんふたりは長閑な明日香路をさらに東に向かって歩いていきます。



こちらは吉備姫王墓(猿石)から鬼の雪隠へ向かう道の途中にある万葉歌碑。
う〜〜ん、この石垣状の土台の上に置かれた横長の形が個性的ですばらしい歌碑ですねえ〜〜(≧▽≦)
とか言っている僕にN.F氏は「さっぱりわからん」とあきれ気味(笑)

ここからさらに農道を東へ歩いて鬼の雪隠(せっちん)と鬼の爼(まないた)の見物に向かいます。



明日香の奇石のひとつ「鬼の雪隠(せっちん)」。
「雪隠」とはいわゆるトイレのことで、つまり鬼のトイレと言われている巨石な訳ですね。



こちらは「鬼の雪隠」の側の階段を登った先にある「鬼の俎(まないた)」。
明日香村に伝わる伝説では、この地を通った旅人を鬼が捕まえてこの鬼の俎で調理し、食後に鬼の雪隠で用を足したとのことです( ̄▽ ̄;
まあ、実際にはどっちも古墳の石室として作られたもの(「鬼の雪隠」が石室、「鬼の俎」が石室の蓋)ではないかとの説が有力なようですが…



「鬼の俎」の解説板。
管理は宮内庁が行っているようですね。

おっさんふたりはさらに東へ向かって歩いていきます(・∀・)



明日香の亀石に到着。

この亀石ははじめ東を向いていたのが徐々に移動して南を向き、現在は南西方向を向いています。
これが完全に西を向いたとき大和は泥の海になるのだとの怖い伝説が…(; ・`д・´)

さてさて、当初は亀石までの吟行を予定していましたが予想外にはやく回れたので、おっさん二人はさらに橘寺(門前の桜を眺めたのみ)、川原寺跡にも足を伸ばし、川原寺跡の石段に腰掛けて飛鳥川の桜を眺めながら吟行中に詠んだ歌を推敲することにしました。



亀石の側の農道脇に咲いていたスミレ。



橘寺の側にある柿本人麻呂の万葉歌碑。



橘寺の西門。
桜が満開で綺麗ですねえ〜〜(≧▽≦)



橘寺の北、道路脇にある万葉歌碑も見学。



川原寺跡まで来たところで、おっさんふたりは飛鳥川の桜を眺めながら石段に腰掛けて飛吟行中に詠んだ歌を推敲することにしました。
う〜〜ん、長閑でいいですねえ〜〜

その後、おっさん二人は「季節の植物への視線と短歌」についてや、「歌に表れる人生の豊かさとは何ぞや?」などと解ったような解らないようなことを語り合いながら、伝板蓋宮跡、飛鳥宮苑池跡を見物して回りました。



伝板蓋宮跡。
ここにも桜が(・∀・)



伝板蓋宮跡側の用水路脇にもすみれを発見。



飛鳥苑池跡。
ここは飛鳥時代の庭園が発掘された場所ですが、少し前までは埋め立てられていたのが今は整備されてこんな休憩所とトイレが作られていました。
苑池の跡も復元されるとまたひとつ明日香村のよい観光名所になりそうですね(・∀・)

この後、おっさん二人は犬飼万葉記念館のつばいちカフェで、シフォンケーキセットを食べながら吟行で詠んだ歌を発表、批評することに^^



犬飼万葉記念館に到着。



万葉研究家の犬養孝先生のお人形がお出迎えしてくれました(・∀・)



犬飼万葉記念館にある高市皇子の歌の万葉歌碑。



しばらく館内を見学した後、おっさんふたりは犬養万葉記念館に併設されている「つばいちカフェ」で、シフォンケーキセットを食べながら吟行で詠んだ歌の批評をしました。



花瓶に活けられた梅の花も綺麗。

ちなみにおっさん二人も後で知ったことですが、この日(四月三日)は犬飼万葉記念館にて犬飼孝氏の誕生日を祝う記念行事「若菜祭」が開かれており、館長の岡本氏たちの万葉集の歌の唱和「うたがたり」を聞きながらのカフェテラスでの風流な短歌批評会となりました(・∀・)
う〜〜ん、ほんとに風流だなあ。



その後、おっさん二人は桜咲く石舞台にも足を伸ばし、この奇妙な吟行は無事終了となりました。

最後になりましたが今回、僕のこのような無茶な吟行企画におつき合いいただいたN.F氏にはほんとに心からの感謝の念を伝えたいと思います( ̄▽ ̄)
なお、第二回以降の明日香村吟行については実施されるのかも含めて一切が未定です。
以上、第一回明日香村吟行でした〜〜

ではでは、今回もこの辺で♪

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