橿原市今井町重要伝統的建造物保存地区見学

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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記155」
橿原市今井町重要伝統的建造物保存地区見学
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2011年9月7（水）
橿原市今井町重要伝統的建造物保存地区見学

今日はちょっと奈良県橿原市に在住の短歌友達の方から、「橿原市役所に万葉歌碑があったよ」とのメールを頂いたので、さっそく確認に行って来ました＾＾
役場内にあるとのことで実物の歌碑ではなくレプリカだろうと想像していましたが、やはり歌碑のレプリカでした。

橿原市役所西出入口近くにある万葉歌碑のレプリカ。
（ちょっとピンボケしてしまったのが残念。）
実物の歌碑でないとはいえ、レプリカの歌碑のある場所はネット上に情報がほとんどないので、これもまた貴重な情報でした＾＾

さて、せっかく橿原市役所まで来たので、市役所のすぐ側にある今井町の万葉歌碑も見学していくことにし、さらに一度行ってみたかった今井の重要伝統的建造物保存地区の見学もしてきました。
ここはわが家からもけっこう近い場所にあるのに、いままで来る機会のなかった場所です。

まずは、今井まちなみ交流センター・華甍（はないらか）に到着。
ここは旧高市郡教育博物館（明治36年）で、昭和4年より今井町役場としても使われていた建物です。
（県指定文化財）

今井まちなみ交流センター・華甍（はないらか）案内板。

今井まちなみ交流センターとして修理されるに当たって、旧状に復元されたそうです。
美しい外観ですね。

今井まちなみ交流センター・華甍の北側にある万葉歌碑。
今回のお目当てのひとつです＾＾

歌碑解説。

ついでにIDEOS BM-SWU300を記念撮影。
今回はこのIDEOS BM-SWU300と、写真撮影用にパナソニックのデジカメ「LUMIX DMC-LX1」を持っての旅です＾＾

歌碑の横には歌碑の内容に合わせたような綺麗な川が再現されていました。
あ～～、こころが和むなあ～～

華甍（はないらか）の歌碑の前からそのまま北に向かい、重要伝統的建造物保存地区内に入ります。
まずは称念寺へ。

称念寺（重要文化財）
今井の町はこの寺の境内地として発達した「寺内町」でした。

称念寺の前にある中橋家住宅。
屋号を「米彦」といい、江戸時代は米屋を営んでいたそうです。
こちらも重要文化財。

中橋家の西にある豊田家住宅（重要文化財）
旧材木商「西の木屋」。
幕末には大名貸しを行い藩の蔵元などをつとめていた豪商だったそうです。
白壁の紋がいかにも豪商っぽいですね＾＾

そのまま今井町の西に出ます。
今井町の西端から見た今西家。
前の池は今井の町を護っていた旧環濠を復元したものです。
今井は池によって周囲を護られていた環濠集落でした。

左が今西家住宅（重要文化財）
今西家は惣年寄の筆頭を務めた家。

今西家前。
このままふたたび今井町内を東へ向かいます。

河合家住宅（重要文化財）
江戸時代初期頃、上品寺より移住し、「上品寺屋」の屋号でいまでも酒造業を営んでいます。
白壁のまるい窓が素敵ですよね。

河合家の東横の高木家住宅（重要文化財）
19世紀初頭頃、「四条屋」より分家し「大東の四条屋」の屋号で酒造業などを営んでいたそうです。
正面通りの格子の精細さなど、幕末の上層町家の好例。

高木家住宅から北西方向に進んで、こちらは旧米谷家住宅（重要文化財）
「米忠」の屋号を持ち、広く金物商を営んでいた家。

旧米谷家住宅内。

旧米谷家住宅内。
白壁の丸い窓が素敵ですね。

旧米谷家住宅の西隣の音村家住宅（重要文化財）
「細九」の屋号で金物問屋を営んでいたそうです。

今井町路地。
なんでもない普通の路地が絵になります。

さらに西に進み上田家住宅（重要文化財）

上田家は今西家、尾崎家と並び惣年寄をつとめていました。
内部も惣年寄の特権からか装飾的な要素の多い建物だとか…

少し北に進み、吉村家住宅（県指定文化財）
旧は上田家で「壷八」の屋号。
肥料商その他、商いをしていたそうです。

吉村家住宅の東、山尾家住宅（県指定文化財）
十市郡新堂村より移住したと伝えられる「新堂屋」の屋号で、幕末には町年寄をつとめた大商家。

山尾家住宅解説。

この山尾家は明治天皇御行幸の折、太政大臣の三条実美と、木戸孝允（桂小五郎）が宿泊した所だそうです。
三条さん、桂さんといえば長州贔屓の僕にとっても他人ではない（いや、赤の他人です＾＾；）ので、ちょっと感慨深いですね。

今井の街並み

中町筋生活広場。

この町では、こんなただの町角の風景が絵になります。

こんな感じで、重要文化財だけでなく普通の家の景色でさえ情緒のある橿原市今井町を、みなさんも機会があったらぜひ訪れてみてください＾＾
ではでは、今回もこの辺で。

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