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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記133」
真土山
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2011年1月3(月)
真土山
みなさま、あけましておめでとうございます^^
今年も「W-ZERO3 短歌的活用術」をどうぞよろしくお願いしますね。
さてさて、新年一発目のモバイル日記ですが、今日は奈良県と和歌山県の国境にある「真土山(まつちやま)」に行って来ました。
例によって万葉集関連の資料集めですが、IDEOSを使ってのカメラの撮影テストも行ってきましたのでまた参考にでもしてみてください。
今回の写真はすべてIDEOSで撮影したものです。
IDEOSのカメラはシステム音をOFFにするとカメラも消音になるので便利ですね。
さて、車で奈良方面から国道24号線を和歌山に向かって南下していくと、和歌山に入る手前にさっそく万葉歌碑を発見!!
「あさもよし紀人羨しも亦打山行き来と見らむ紀人羨しも」(万葉集巻2-55)
紀州の人は羨ましいな〜行き来ると真土山や見れる紀州の人は羨ましいなあ〜とかなんとか言う土地誉めの歌です。
さらに国道24号線沿いを走っていくとこんな案内板が立っていました。
案内板の下にはいちばん最初に紹介したとおなじ歌の歌碑(万葉仮名)が。
横には現代語の歌碑。
この歌碑の後ろには弘法大師ゆかりの「大師井戸」がありました。
大師井戸の解説。
真っ二つに割れていて読み難いですが、大師が高野山に向かうときにこの井戸で水を飲んだとかなんとか…
それ以後、飢饉があって他の井戸が枯れてもここだけは水が枯れなかったとかなんとかだと思います。
いや、ほんとに割れてるのではっきり読めなかったのです^^;
さらに案内板の西側、国道24号線を渡った先には貯水場のような場所があり、その入り口付近にもこんな万葉歌碑がありました。
「あさもよし紀へ行く君が信土山越ゆらむ今日そ雨な降りそね」(万葉集巻9-1680)
さて、案内板に「飛び越え石」と書かれていたので、横の坂道を登っていくことにします。
(ちなみにこの写真の右上にぼやけて見えるのは僕の指か?)
しばらく行くと、「飛び越え石」の案内板が立っているので、矢印に従って進んでいきます。
途中、「慈願寺」という地元の小さなお寺があったのでここでお参り。
ちなみにこれが今年の初詣となりました^^;
さらに進むとまたも万葉歌碑が。
こちらは笠金村の詠んだ長歌です。
解説は長くなるので略。
歌碑の横の階段を下りていきます。
降りた先には万葉池がありました。
ここは「大賀蓮」が植えられているそうですが、さすがに真冬なので花は咲いていませんし葉も萎れていました。
万葉池の側にも万葉歌碑が。
長い長歌なので略。
またまた万葉歌碑。
「橡の衣解き洗ひ真土山本つ人にはなほしかずけり」(万葉集巻12−3009)
さらに進んだ先に見えるこの山が真土山かな?
写真左端に見えるのは「とびごえ休憩所」。
真土山。
山というより岡みたいな感じですね。
こちらが「とびごえ休憩所」。
民家を改造したトイレと休憩場所があるだけですが、こんな休憩所でもあるとうれしくなります^^
休憩所でLYNX SH-10Bを記念撮影。
散策者記名簿があったので僕も記名しておきました。
って、調子に乗って筆名か。
さて、しばらく休憩して、いよいよ飛び越え石に向かいます。
「とびごえ休憩所」の側にある飛び越え石入り口前の解説。
飛び越え石解説。
解説板の横の階段を下りていきます。
下りた先にもこんな万葉歌碑が立っていました。
「いで我が駒早く行きこそ真土山待つらむ妹を行きて早見む」(万葉集巻12−3154)
そしてこの川をはさんで向かい合った二つの石が飛び越え石。
この川(落合川)の手前が和歌山、向こう側が奈良方面になります。
飛び越え石を渡ってすぐの場所にはこんな標識も。
さらに進むと歌碑らしきものも立っていました。
「あさもよし紀へ行く君が信土山越ゆらむ今日ぞ雨なふりそね」(万葉集巻9−1680)
さらに奈良方面に向かって進んで行き国道24号線に出ると小さな岡の上に「亦土山」の標識が。
今回はここからもう一度来た道を戻りJR隅田(すだ)駅まで歩いてみました。
隅田駅にもこんな歌碑が立っていました。
「真土山夕越え行きて廬前の角太川原にひとりかも寝む」(万葉集巻3−298)
なんだか万葉歌碑尽くしでもうお腹いっぱいですが、地元に人たちの郷土を愛する気持ちがいっぱいつまった真土の土地に心が温かくなりました^^
ではでは、こんな感じで年が明けても代わり映えのしないこのサイトですが、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いしますね。
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