「MapFan Navii for WILLCOM D4」でBluetoothレシーバー「GPS20C」を使う

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WILLCOM D4 徹底レビュー１6
WILLCOM D４「MapFan Navii for WILLCOM D4」part3

さて、今回はBluetoothタイプのBluetoothレシーバー「GPS20C」で「MapFan Navii for WILLCOM D4」を使う方法を解説したいと思います。
まあ、基本的には前回紹介したUSBGPS2/WSと設定方法自体は大差ないのですが…

ただ、GPSはなるべく窓に近いところに置いたほうが衛星受信の感度はいいので、USBタイプよりはこちらのBluetoothタイプのほうが僕はおすすめかと思います。
Bluetoothタイプの場合は基本的に特殊なドライバのインストールも必要ないので、他の機器と使い分けも楽ですしね。

ただし、くどいようですが、メーカーが動作確認しているUMGPS、USBGPS2/WS(共にアイ・オー・データ機器) 以外のGPSを使う今回紹介の方法は、メーカーの動作保障外ですのでそのつもりでお願いしますね＾＾；

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BluetoothタイプのGPSレシーバー「GPS20C」
本体にログ機能がないのはちょっと残念ですが、非常に小型軽量で持ち運びに便利な機種です。

中身はこんな感じ。
充電は基本的にパソコンのUSBポートから行います。

あと、車のシガーソケットからも充電できるようにこんな充電器が付いています。

「GPS20C」本体。
非常にシンプルです。

充電ポートはminiUSBタイプになっています。

付属のケーブルの他、W-ZERO3用のminiUSB通信ケーブルなどからも充電できます。
ランプが消えれば充電完了です。

電源のスイッチは本体横にあります。
これをスライドさせれば電源が入ります。

WILLCOM D4とのペアリング

ではまず、「GPS20C」の電源を入れ、WILLCOM D4とペアリングさせましょう。

電源の入った「GPS20C」をそばに置いておき、WILLCOM D4の「スタート」→「すべてのプログラム」→「Bluetooth Placec」をクリック。

「デバイスの検索」をクリックします。

デバイスの検索がはじまり「GPS20C」が検出されます。

検出された「GPS20C」をダブルクリックします。

「Bluetoothシリアルポート」をダブルクリック。

パスワード入力画面が現れるので、「GPS20C」の説明書にあった「1234」を半角で入力。
「OK」をクリック。

ペアリングが完了。
「Bluetoothシリアルポート」に「COM6」が振り分けられました（みなさんの環境では違う数値が振り分けられているかも知れません。）
このCOMポートの番号はあとでGpsPortに入力しなければいけないので覚えておいて下さい。

あと、この「GPS20C」はWILLCOM D4とペアリングする度に、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Bluetooth Placec」をクリック。
「GPS20C」をダブルクリック、「Bluetoothシリアルポート」をダブルクリックという作業が必要なようなので注意してください。
（まあ、慣れればそれほど面倒でもないと思いますが。）

さて、以上でWILLCOM D4とのペアリングは終わりですので、あとは前回のUSBGPSとおなじように、GpsPortの番号とBaudRateの数値を書き込めば「MapFan Navii for WILLCOM D4」でGPS20Cが使えるようになります。

GpsPortとGpsBaudRateの数値入力
GpsPortとGpsBaudRateの数値入力方法については前回も書きましたが、一応、ここでもおなじ記事を掲載しておきますね＾＾

まずは「スタート」→「コンピュータ」→「Cドライブ」を開きます。

左上にある「整理」をクリック。
「フォルダと検索のオプション」をクリックします。

「フォルダオプション」が表示されたら「ファイルとフォルダの表示」の「すべてのファイルを表示する」にチェックをつけます。
なお、GPS Portの設定が終わったらもう一度このフォルダオプションを開き、「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」にチェックをつけておくことをおすすめします。

すべてのファイルを表示されたら「ユーザー」をダブルクリック。

ユーザー名（これは各自によって違います）をダブルクリック。

「AppData」をダブルクリック。

「Roaming」をダブルクリック。

「IPC MapFan Navii」をダブルクリックして開けます。

「GPS」をダブルクリック。

「GpsSetting」をダブルクリック。

自動的にメモ帳が起動し、このような文字が表示されたでしょうか？
GPS20Cの場合はここが…

[Setting]
GpsPort=
GpsBaudRate=

となっていて、数値が入っていないはずですので…

[Setting]
GpsPort=COM6
GpsBaudRate=4800bps

このように数値を書き込んでください。
ただし、この設定を変更した場合、メーカー側でGPSレシーバーの認識や「MapFan Navii」の正常な動作は保証されません。
設定の変更はあくまで自己責任で行って下さいね（もちろん僕も責任は取れませんので＾＾；）
GpsPortポートの数値は環境によって違うので先ほど「Bluetoothシリアルポート」で調べたCOMの数値を入力してください。
もし忘れてしまった方は、WILLCOM D4とGPS20Cをペアリングさせておき、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Bluetooth Placec」をクリック。
「GPS20C」をダブルクリック、「Bluetoothシリアルポート」をダブルクリックすれば調べられます。

GpsBaudRateのほうは「GPS20C」の説明書では57600bpsとなっていますが、4800bpsで動作するようです。
（この「MapFan Navii for WILLCOM D4」の場合はGpsBaudRateの数値はべつに関係ないのかな？）

GpsPortにその番号とBaudRateの数値を書き込んだらメモ帳を閉じましょう。
変更内容を保存するか聞いてくるので「保存する」をクリック。

以上で「MapFan Navii for WILLCOM D4」で「GPS20C」を使えるようになったはずです。

「GPS20C」とペアリングした状態で「MapFan Navii for WILLCOM D4」を起動してみましょう。
しばらく待つと衛星の検索がはじまり、無事捕捉すれば現在位置が表示されるはずです。

衛星の検索は家の外か実際に車の中で行ってくださいね。
室内だとどうしても捕捉が上手くいかなくていつまで経っても現在位置が表示されなかったりしますので。
あと、最初の捕捉にはかなり時間がかかるかも知れませんので、5分ぐらいはじっくりと待ってみて下さい。

以上、Bluetooth GPS「GPS20C」で「MapFan Navii for WILLCOM D4」を使う方法でした。
次回はいよいよ「MapFan Navii for WILLCOM D4」の実際の使い方を解説して、ページに余裕があればカーナビで目的地を設定し走ってみたいと思います。
ではでは、今回もこの辺で。
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