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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記90」
ウィルコム、会社更生法申請なの?
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2010年1月27(水)
ウィルコム、会社更生法申請なの?

今朝の新聞で、ウィルコムは会社更生法を活用して再建を目指す方向で、 支援を仰ぐ公的機関の企業再生支援機構やソフトバンクと最終調整に入ったと報じられていますね。
企業再生支援機構はウィルコムを現行PHS事業を手掛ける会社と、通信速度が早い次世代PHSのXGP事業を手掛ける会社に分割する案を検討しているとのこと。
そして現行PHS会社の再建は機構が、 次世代PHSの展開はソフトバンクがそれぞれ主導する見通しだそうです。

まあ、ウィルコムの業績が悪いとか、このての話は今までさんざん噂されてきたことなので別段驚くほどのことでもありませんが^^;

ただ、問題は今回あらたに発表された部分の内容をどう受け取るかですね。
正直、僕はこれは現時点ではもっともベストな選択肢のひとつではないかと思っています。

今回の報道で、ソフトバンク側の目的が次世代PHSのXGPであることがはっきりしました。
一応、現行PHSはウィルコムが、次世代PHSのXGPはソフトバンクが受け持つとの予定だそうですが、どのみちウィルコム単独でのXGPの展開はもはや不可能な状態ですし、ソフトバンクが主導することでXGPが全国展開され、しかも安い料金で利用できるようになればウィルコムユーザーにとってもこちらのほうがはるかによいのではないでしょうか。

また、現行PHSと次世代XGPを分けたことですが、これは交渉をスムーズに進めるためのような気がします。
ウィルコムはソフトバンクが支援に加わることで現行PHSが終息に追いやられるのではないかという抵抗があったようですが、ソフトバンクが次世代XGPのみを主導すると明確にすることで、ソフトバンクによる現行PHSユーザーの3G携帯電話への吸収後、現行PHS終了という事態は当面はないと判断していいでしょう。

そもそも、一部で言われていた、「今回の支援はソフトバンクが400万人の現行PHSユーザーを吸収するのが目的」という説はもともと無理があったように思います。
ソフトバンクの3G携帯に移行すればどのみち電話番号もメールアドレスも変ってしまうのに、ユーザーがドコモやau、イーモバイルなどの選択肢を捨ててソフトバンクのみに素直に移行する理由はどこにもないですからね。


XGPを現行PHSと分けるといってもあくまでXGPの展開をソフトバンクが主導するというだけの話ですから、おそらく基地局自体は現行PHSの基地局やアンテナを利用することになるでしょう。
そうしなければ、ソフトバンク側の出資が莫大なものになってとてもXGPの早期利用などは出来ず、ソフトバンクが出資する理由もなくなってしまいますから。

そうなると、少しウィルコムにとって都合のよすぎる解釈かも知れませんが、XGPを展開するためにはおなじアンテナをそのまま利用できる現行PHSも継続しがたいような完全な赤字にならない限りは存続し続けられるということになるのではないでしょうか。

いや、ここはウィルコム寄りの信者サイトなので、ほんとにかなりウィルコムにとって都合のよい解釈をしている部分もありますが、でもそう考えるほうが自然な気がしますよね。
まあ、最終的にどうなるかはまだまだ分かりませんが、そんな感じでいまのところ僕はこの再建案を支持しようとは思っています。

さてさて、そんな中で明日はいよいよHYBRID W-ZERO3の発売日ですね^^
このサイトでもまたレビュー記事を掲載して行きますので、どうぞよろしくお願いしますね。
ではでは、今回もこの辺で。


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