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W-ZERO3 短歌的活用術「モバイル日記129」
越塚御門古墳の見学会
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2010年12月11（土）
越塚御門古墳の見学会

12月に入って忙しい時期ですが、今日はちょっとお昼過ぎから、斉明天皇と大田皇女の墓発見かといまニュースで話題の明日香村にある牽牛塚（けんごしつか）古墳と越塚御門（こしつかごもん）古墳の見学会に行ってきました。

僕は考古学にはほとんど興味はないのですが、大田皇女といえば大津皇子のお母さんで僕にとっても他人ではない（←って、完全に他人やろ）ということで、じっくりたっぷりなめまわすように見学してきました。
いや、このところ万葉集関連で大津皇子や大田皇女についてもいろいろと資料集めしていたもので。

ちなみに今回も写真の一部（メインは今回はPanasonicのDMC-LX1で撮影）をHYBRID W-ZERO3で撮影した以外はほとんどモバイル機器と関係のない内容だったりします＾＾；


今日行く牽牛塚古墳には駐車場がない（ほんとはあるんだけど）ので、今回はひさびさに電車で明日香村に行ってきました。



近鉄飛鳥駅前から越塚御門古墳現地見学会の案内が立っています。



案内の矢印を頼りに進んで行きます。



現地に到着。
牽牛塚古墳と越塚御門古墳は並んでいるので、まずは牽牛塚古墳の見学から。
今回は終了真際の時間で人が減っていたとはいえ、それでもけっこう見学の人がいて写真撮影が大変です＾＾；



こちらが牽牛塚古墳。
すでに埋め直されていますが、天皇クラスの高貴な人物にのみ用いられる八角形の古墳で、斉明天皇のお墓であることがほぼ確定しました。



牽牛塚古墳の解説。



そしてこちらが今回、牽牛塚古墳のすぐ前で発見された大田皇女のお墓ではないかと言われる越塚御門古墳。
日本書紀には斉明天皇のお墓のすぐ側に大田皇女を葬ったと記されていますが、今回の発見で日本書紀がこの時代についてかなり正確に記録されていることも分かりました。



越塚御門古墳。
七世紀の後半に作られたものなのにものすごく精巧に作られていることが分かります。



この古墳もすでに盗掘にあっており、これ以外の石なども後の時代にどこかへ運び出されたのかこの場所からは発見されなかったそうです。

それにしても…
ここが斉明天皇と大田皇女のお墓だとすると、2キロほど先にある斉明天皇稜と大田皇女のお墓は一体誰のお墓なのでしょう？
他にも、草壁皇子のお墓は宮内庁指定の岡宮天皇陵ではなくほんとうは束明神古墳だというし、大津皇子のお墓も二上山山頂ではなくて麓の鳥谷口古墳がほんとうのお墓だという説も…
う〜〜ん、だとすると宮内庁は一体、誰のお墓を必死になって守ってるんだ？

まあ、宮内庁指定の御陵と実際のお墓と2度楽しめると思えばこれもこれでいいのかな（笑）



さてさて、牽牛塚古墳と越塚御門古墳の見学を終えた後、僕だけさらにマルコ山古墳の見学にも行ってきました。
マルコ山古墳は牽牛塚古墳の少し南西、歩いて20分ぐらいのところにあります。
といってもけっこう分かりにくい場所なのですが…
飛鳥駅の前の川沿いに南へ歩いて行き、そのまま踏み切りを渡ってすぐの細い道を高取国際高校のグランドを左手に見ながら（グランドの真横の道ではなくもうひとつ北側の道を）登って行った場所です。



マルコ山古墳。
こちらは川島皇子のお墓ではないかと云われています。



手入れされていて非常に奇麗な古墳です。
なんだかUFOみたいですね（笑）



マルコ山古墳の解説。
六角形の古墳で皇族クラスのお墓だそうです。
こちらも川島皇子のお墓で間違いないんじゃないかな。



HYBRID W-ZERO3を記念撮影。
肝心のHYBRID W-ZERO3にピントがあっていませんね＾＾；



上に登ることも出来ます。

以上、12月の忙しい中で行われた越塚御門古墳の現地説明会でしたが、なかなか楽しい時間を過ごさせていただきました。
ちなみに越塚御門古墳の見学会は明日もあるので、興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。
ではでは、今回もこの辺で。


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