WILLCOM NS リフィルアダプタ改造

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WILLCOM NS徹底レビュー特別編

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WILLCOM NS リフィルアダプタ改造
WILLCOM NSをシステム手帳に取り付けるための専用リフィルアダプタは、microUSBスロットやイヤホンジャックなどの部分に穴があけられていて、手帳に取り付けたままで充電などが出来るようになっています。
ただ、W-SIMスロットのみは持ち運びのさいに抜け落ちることを防ぐためかスロットの取り出し口がふさがれる仕組みになっています。
僕はWILLCOM NSのW-SIMをWILLCOM D4などの機種でも使いまわすためにこれでは非常に不便です。

そこでリフィルアダプタにW-SIM取り出し用の穴を開けてみることにしました。
WILLCOM NSのリフィルアダプタは少し高いですがAmazonなどで入手できるのでこういう改造が気がねなく出来るのはうれしいところですね＾＾

WILLCOM NSの専用リフィルアダプタはW-SIM取り出し用の穴が開いていません。
そこで今回はリフィルアダプタにW-SIM取り出し用の穴を開けてみることにしました。
（ちなみに同じ方法で、W-ZERO3(WS003SH、WS004SH)の裏蓋にW-SIM取り出し用の穴をあけることも出来ます。）

使用するものは左から鉄やすり（四角、丸、平）、シャープペンシル、ピンバイス、モデラーズナイフ（デザインナイフ）、フィニッシングペーパー紙やすり（400番～～1000番）。
シャープペン以外はどれも大型家電量販店のおもちゃ売り場にある模型コーナーに置いていると思います。
僕の場合は、昔、模型製作用に使っていたものばかりです＾＾；

あと、仕上げ用にコンパウンドもあればいいかも。

まずはシャープペンシルでW-SIMスロットの大体の位置に印をつけます。

次にその印の内側に、ピンバイスで穴をあけていきます。
WILLCOM NSのリフィルアダプターはゴム製でけっこうやわらかいので、ピンバイスがない場合はいきなりモデラーズナイフで穴をあけてもいいかも。

こんなふうに穴をあけます。

穴が開いたら、その穴と穴の間をモデラーズナイフでつなげるような感じで切り裂いていきます。
モデラーズナイフは驚くほど切れ味が鋭いので、指を切らないようにくれぐれも気をつけてくださいね。
といってもたぶん指を切ってしまうと思いますが＾＾；
ちなみに僕は使い慣れているにもかかわらず、今回もぶすりといって血だらけになってしまいました（汗。。

こんな感じで小さめに穴をあけたら、一度WILLCOM NSにリフィルアダプタを取り付けてW-SIMスロットの位置を確認しましょう。

何度もW-SIMスロットの位置を確認しながらモデラーズナイフで少しずつ穴を大きくしていきます。
くれぐれも指を切らないように慎重に。

ちょうどよい大きさになったら、平の鉄ヤスリで切り口を奇麗に整えていきます。
といっても相手がゴムなのでそれほど奇麗には出来ないかと思いますが…

角は四角ヤスリで。

ある程度奇麗になったら、WILLCOM NSのW-SIMスロットを参考に指の押し込み口もモデラーズナイフでR状に切り込んでおきましょう。
もちろんここも丸ヤスリで奇麗に整えておきます。

鉄ヤスリで表面を整えたら、次はフィニッシングペーパーなどの紙ヤスリで磨きます。
400番ぐらいから削りはじめて、最後は1000番ぐらいで磨きます。

ある程度奇麗になったら一端、水で削りカスを荒い落とし、最後にコンパウンドで切り口を磨いて仕上げましょう。
コンパウンドは研磨剤なので布につけて磨きます。
今回は「細目」と「仕上げ用」を使いましたが正直ゴムにはあまり効果がないので「細目」だけで仕上げてもいいかも＾＾；

最後にもう一度水で洗って完成です。

WILLCOM NSに取り付けたところ。
あまり奇麗ではないですが、とりあえずこんな感じになりました。

W-SIMを取り付けた状態。

取り外すときはW-SIMを一端押しこむと頭がこれぐらい出るので、赤い丸の部分を指ではさみなんとか取り出せます。

けっこう適当に穴をあけたので少し大き目なってしまいましたが、もう少し両幅は狭くてもよかったかも知れませんね＾＾；

手帳に取り付けた状態ではほとんど見えないので誰も気づかないでしょうけど、この穴のおかげでW-SIMの取り外しが非常に楽になりました。
まあ、ある程度手先の器用さが要求されますが、もしWILLCOM NSのW-SIMを他の機種と使い分けてらっしゃる方は参考にでもしてみてください。

　　
（ピンバイス本体に刃は付属していないようです）

　　
（モデラースナイフには刃が1枚付属しています）

　　　